羽生

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10日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で松岡修造氏が、車イスに乗って現れた羽生結弦へのインタビューで膝を落として話しかける一幕があった。

番組では、フィギュアスケートグランプリシリーズ中国大会で、演技終了後、会場を後にする直前の羽生に松岡氏がインタビューした様子を放送した。

羽生は、同大会でフリー演技前の公式練習中に中国のエンカンと接触し負傷した。演技終了後、車イスに座った姿で登場した羽生は、松岡氏に近づきながら「すみません、申し訳ない」と、謝罪の言葉を口にした。

松岡氏は「なんで申し訳ない?思いが凄く伝わってきました」と、声をかけると同時に膝を落とした。松岡氏は、車イスの羽生と同じ目線で話をしようとする気遣いをみせたのだ。

そんな松岡氏に対して、羽生は「ありがとうございます。とんでもないです、立ってください」と、松岡氏に敬意を払った。

羽生の気持ちを尊重し、立ち上がった松岡氏が「(演技を)やめる選択肢はなかったんですか?」と訊ねると、羽生は「いや、考えました。直前の6分間の練習が終わった後に『こんなんで終わるんだー』と思って。というか、さすがに立てなかったんで。みぞおちにいっちゃってて、息できなくて」と、衝突した瞬間の様子を語った。

さらに、羽生は「なので、『このまま僕、スケート終わるのか…』と思いながら天井を見てたんですけど」と、ここで初めて笑顔をみせた。その後「でもやれたから大丈夫です」と語りながら、羽生は駐車場のほうへと車イスを動かした。

移動する羽生の身体に松岡氏は手を添えて「(ソチ五輪で)金メダル取った後、『伝えなきゃいけないことがある』って言ってたじゃない。それ、何だろうな?と思ったんだけど。みんなに伝わったと思う。『諦めない』ということがね」と、言葉をかけた。

移動用の車に乗り込む直前も、羽生は「でも、諦めなくて本当に良かったと思います」「ありがとうございました。本当に皆さんに助けられました。ありがとうございます」と深々と何度も頭を下げた。

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