どんな性格の人が病気になりやすい?「オープンマインドな人」

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まじめな人や神経質な人など、様々な性格的特長が、将来かかる病気を予言しているとしたら?米ミシガン大学が行った、健康と定年後の生活に関する研究によると、性格とかかりやすい疾患には関係があるもよう。性格別の健康状態の傾向を紹介しています。

今回同大学が行った調査は、性格の特徴と疾患の関係を長期に渡って追跡した初の研究だとのこと。6904人の米国人男女、平均68歳で過去2年間に医師にかかった被験者を対象に行い、アンケートに調査より性格傾向を分析。

その4年後に、どのような疾患にかかったか、などを調べました。性格は、大きく5種類のカテゴリー、「外向的な人」、「お人よしな人」、「誠実・勤勉な人」、「オープンマインドな人」、「神経質な人」に分けられたとのこと。

さて、その結果は?

●「誠実・勤勉な人」
一生懸命働き、信頼感があり、自己管理のできる人。物事を計画し、ゴール達成のために努力します。こうした性格の人は、病気の発症から身を守れる傾向があるとのことで、脳卒中や高血圧、と尿病や関節炎などの疾病にかかる確率が低い結果に。

健康に良いものを食べてエクササイズを定期的に行う傾向があるからだとか。

●「オープンマインドな人」
好奇心が旺盛で想像力が豊か、新しいアイデアを試すことも好きで、興味の幅が広いのが特徴。こうした人は、特に脳卒中や高血圧と診断される可能性が低く、心臓病や関節炎にかかる可能性も低かったそう。ストレスを軽減するアイデアが豊富で、医師とも良好な関係を気付いている傾向があるため、とみられています。

●「外向的な人」
物事に対しポジティブで積極的なほか、話好きで社交的で、パーティーの盛り上げ役になる人。このタイプで見られた疾患率の低下は高血圧のみ。

●「お人よしな人」
妥協をしても他人との良好な関係を持つことを大事にし、思いやりがある人。親切で寛容、人助けや信頼関係を気付くことにも長けています。そんなタイプの人は、関節炎にかかる可能性が低くなる傾向に。他者との良好で深い関わりが、健康・疾病予防につながるとの説が挙げられています。

●「神経質な人」
神経質な人は、繊細で怒りや不安といった感情を発生しやすく、鬱になることが多いタイプ。将来病気になりやすく、心臓疾患、肺疾患にかかる確率や、高血圧を患う可能性が高くなるとのこと。また、関節炎の確立も上昇。

神経質な心配性の人は、将来一層神経をとがらせなければならくなるハメに。

こうした性格の差は、被験者の性別や年齢などによっても別れ、男性よりお女性の方がより「外向的」「お人よし」、「誠実・勤勉」のスコアが高い一方、「神経質」度も上がる傾向にあったとか。また、年齢が上昇するにつれて、「外向性」と「神経質さ」、「オープンマインド」である傾向が低下するように。

結婚している人は、より良心的で誠実、精神状態も安定している傾向にあったそう。

明るくオープンマインドで、まじめな人間になることで、健康に過ごせる確率もずっと上がるよう。良いこと尽くめなプラスの循環を作れるようにしたいですね…!

What your PERSONALITY says about your health: Being hardworking and curious protects against disease - but anxious and moody people suffer more ill health
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2812353/What-PERSONALITY-says-health-hardworking-curious-protects-against-disease-anxious-moody-people-suffer-ill-health.html