11月9日、男子テニスのATPツアー・ファイナルがロンドンで開幕し、シングルスで世界ランキング5位の錦織圭がアンディ・マリー(英国)と対戦し、セット2-0で勝利した。

年間成績上位8人で争うATPツアー・ファイナルに、錦織はアジア人選手としては初の出場となった。錦織は第1セットを6―4で先取すると、第2セットも6―4で勝利した。

海外メディアは「最初のセットはややタイトな展開で、2セット目の錦織はほぼ完璧だった。良いサーブも出始めフォアハンドも冴えていた。相手のマリーよりアグレッシブに攻めたことが勝利に繋がった」「(4位の)ワウリンカの調子があまり良くないことを考慮すると、錦織が実質4位と考えても良いだろう」と、軒並み錦織に好意的な論調で、マリーへの初勝利を伝えている。

試合後のインタビューで錦織選手は「これまでやったことのない大きなスタジアムでプレイして緊張しましたが、試合に入り込めたので内容には満足している」「マリーには苦手意識があったが、自分から今日は攻めることができた。最後まで攻撃的なプレーを心がけた。後半からサーブが入るようになってきたので、サーブから自分のプレーを心がけたいと思う」と語った。