「日本の阪神タイガースのファンで、今まで日本の野球以外は見たことがありません」というオーストラリア人の野球ファンによる、ネット掲示板への書き込みが話題となっている。

現在も「メジャーリーグ未体験」という彼の投稿に対し各国の野球ファンが次々と書き込み、盛り上がりを見せているが、このオーストラリア人ファンいわく時差の関係で同国ではMLBを見るのは困難だという。

「日本のプロ野球の大ファンで、韓国のプロ野球も時々見る」という彼は、「ベースボールコミュニティはあまり盛り上がりがなくて残念だ」とも語っている。

掲示板にはスワローズファンを自称するオーストラリア人や、「ファイターズ万歳!」「ホークス頑張れ!」といったファン、さらにはテキサスの野球ファンで「ヨーロッパの野球のチャンピオンシップを見に行った」というマニアまで、濃い面々が登場。

基礎を重視し、バントや犠牲フライといったチームプレーが多い日本野球の特徴についても議論し、「パワーを重視しないのは身体的な限界からではないか」と鋭く指摘する書き込みもあった。みなMLBとは一風変わった日本のプロ野球を、興味深い存在と感じているようだ。

彼らはインターネットを通じて世界中の野球を観戦しているようで、世界的認知度が低さからオリンピック競技除外となった野球ではあるが、思いのほか世界にファンがいることを改めて実感させてくれる。

あるトロント・ブルージェイズのファンは「もっとアメリカ式のやり方、特に過去20年間のワールドシリーズで優勝しているチームのやり方を取り入れたら、(日本のプロ野球は)より良くなると思う」という興味深い意見を寄せている。

参照:How many of you are fans of not-American baseball?