「ドローでは不十分だ。サン・シーロのブーイングを鎮めるようなインテルでなければいけない」

インテルのエリック・トヒル会長は7日、このように話している。9日のセリエA第11節ヴェローナ戦を前に、ワルテル・マッツァーリ監督はさらにこうつけ加えた。

「会長の発言にコメントはしない。重職の幹部がそう言ったのなら、それでいい」

マッツァーリ監督は過去ではなく、未来のことに目を向けるように望んでいる。
「スタンドをアツくさせるために、正しい姿勢で試合に臨む必要がある。全員で我々を助けなければいけないんだ。私は、明日の試合で観客たちが手を貸してくれるように願っている」

「この序盤戦を振り返って、私は半分満足というところだ。ここではドローでも大騒ぎされるけどね。敗北となればなおさらだ。成長するのは簡単じゃない」

インテルは負傷者が多く、テクニカル面で動く余地が少ない。

「フランスでの試合(ヨーロッパリーグのサンテティエンヌ戦)に出場した選手たちと個別に面談する。心身のエネルギーのチェックをしたい。その上で、サンテティエンヌ戦の前半から再出発したいんだ。そうすれば、素晴らしい試合ができるだろう」

マッツァーリ監督はDFネマニャ・ヴィディッチを擁護している。

「サンテティエンヌ戦を見直したが、彼のミスと言われるのが分からない。彼は素晴らしい試合をしたと思う。見事に守備陣を率いた。もちろん、失点をしたし、彼はその中心にいたから、責任と言われるんだろうがね」