<ミズノクラシック 初日◇7日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)>
 三重県にある近鉄賢島カンツリークラブにて開催中の全米女子プロゴルフ協会公式戦「ミズノクラシック」。大会2日目、成田美寿々が7バーディ・2ボギーの“67”でラウンド。ここ数試合影を潜めていた笑顔と攻撃的なゴルフで11位タイへ浮上した。

 「今日は守る気はさらさら無かった」と振り返る今日のラウンド。前半で3バーディ・ノーボギーで3つ伸ばし折り返すと後半に入り勢いはさらに加速。後半最初に10番では2メートルを沈めバーディ。続く12番、13番で連続バーディを奪いスコアを伸ばした。その後1バーディ・2ボギーと伸ばすことはできなかったがこの日だけで5つ伸ばしホールアウト。「最後は止まっちゃいましたね。でもバーディをたくさん取れた」と自身も納得のムービングサタデーとなった。
 2ヶ月近くミスを引きずって切り替えられない時期が続いていた成田。8月頃から調子が下降していくのとは裏腹に、今季3勝を挙げ賞金ランクでも上昇。周囲への期待は日に日に大きくなっていった。そんなこともあり、成田自身「もっとできると思っていた。おごりがあった」と振り返る。
 不調が続く中でも予選を突破し続けたことで、最終日まで戦い次の試合に向かう日々が続く。そのようなスケジュールではなかなか気持ちをリセットできなかったという成田。調子は日に日に落ちていき、ついに、2週前に得意としていた「マスターズGCレディース」で3月の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」以来の今季2度目の予選落ちを喫する。この時に「私の状態はよっぽど悪いんだなぁ」と感じ取った。
 そこでオープンウィークとした先週はクラブを握ったのは1日だけと心身ともに休養に充てた。また、父から「もっとチャレンジのつもりでいろ」と言われことで「順位とかよりも、もっとゴルフを楽しもう」と忘れかけていた気持ちを取り戻した。
 オープンウィークで心身ともにすっきりできたことで、初日の強風でも「楽しくやろう」とボギーが続いても気持ちを切らさずプレー。そして風がおさまった今日は「どんどんピンを攻めて行き攻撃的なゴルフで楽しもう」と持ち味の積極性を取り戻しバーディラッシュへと繋げた。
 加えて、先週身に付けた、アダム・スコットらが使用しているライン読みの技術「エイム・ポイント・エクスプレス・リード」も成田をサポート。昨日は風の影響もありアプローチする場面が多く、寄せる技術の高い成田だけに傾斜を読む機会は少なかったが「初日にしては良かった」と好感触を掴んでいた。そして今日、風が弱くショットがチャンスにつく場面が多くなり真価を発揮したかたちだ。
 初日、2日目とミスショットが出ても笑顔は絶やさず、成田が理想としていた「気持ちの波風を立てない状態」に近づきつつある。心技体が揃いつつある成田、明日も更なる爆発を目指し攻めて抜く。
<ゴルフ情報ALBA.Net>