なぜパンはかたくなるのか?かたいパンを元通りにする方法
パンは出来立てほどふわふわしていておいしく食べられますが、時間がたてばたつほどかたくなりぼそぼそになってしまうもの。こうなるとパン本来のおいしさが損なわれてしまうだけに、ふわふわに戻せる方法があればぜひ試したいところですよね。
そこで今回は、かたいパンを元通りにする方法をまとめてみました!
■なぜパンはかたくなるのか
パンやご飯などのデンプン質を含むものは、時間がたつことで劣化してしまい、老化(β化)が起こることでかたくなってしまいます。通常スーパーなどで売られているパンはβ化が起きにくいようにパンに使う材料や包装を工夫していますが、一度袋を開けたパンや、ホームベーカリーなどで作ったパンは一気にβ化しやすくなるのです。
また、パンに含まれる水分が抜けていってしまうことでもかたくなっていきます。
買ってきた中華まんやシューマイなどを温めるときは、少し水をかけたのちラップをお皿にふんわりとかけてレンジすることで、ふっくら感が出ます。これと同じように、少しぬらしたタオルなどでパンを包み、レンジかオーブンで温めてみましょう。
ただし温めすぎると水分が抜けてしまうので、レンジなら10秒ごと、オーブンなら5分ごとを目安に。
また、保温状態の炊飯器の上にパンを入れておくのも効果があります。パンにご飯粒がくっついてしまうのが嫌な場合は、パンの下にアルミホイルなどをしきましょう。この方法なら、子どもが給食で残してきたパンなどを食事のタイミングにあわせてふわふわに復活させることもできます。
■新しいパンの水分を利用して復活!
食パンやロールパンなど、ひとつの袋の中に数個パンが入っているようなものなら、固くなったパンを新しいパンで囲むように袋に入れるか、ラップで包んでみましょう。半日ほどたてばまわりの水分を吸収して、かたくなったパンがふわふわに復活します。
ただしかたくなったパンの量が多すぎると、逆に新しいパンの水分が抜けすぎてしまうので注意しましょう。
かたくなってしまったパンも、ちょっとした方法でふわふわに復活できるとなれば、おいしいパンがいつでも食べられるようになるはず。もしパンを買いすぎてしまったときは、ぜひこれら方法を試してみてくださいね。