ライターという仕事柄、全国各地に出張がある。そのため『モバイルSuica』を愛用。カードタイプのSuicaだとJR東日本以外のエリアでお金を使い切ってしまった時に、オートチャージが利用できず、面倒だからだ。

 モバイルSuicaを使い始める時、どのクレジットカードと組み合わせるかに悩んだ。モバイルSuicaの場合、JR東日本グループのクレジットカード『ビューカード』以外のカードだと、年会費1030円が必要になるからだ。ほかの電子マネーのモバイル版の場合、年会費というものはほぼ必要にならないので、この1030円という年会費がかなり割高に感じられた。

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モバイルSuicaの操作画面。電車の待ち時間などに手軽にチャージができて便利。もちろんオートチャージも登録している

 とはいえ、クレジットカードのポイントはひとつにまとめた方が効率が良いと考え、当時、使っていたJCBのプロパーのカードを登録した。交通費は多い時では月に2万円程度は使う。しかも私は「スターα(アルファ)」(JCB独自のメンバーランク)でポイントが優遇される。年間24万円の支払いが発生すると考えると、年会費1030円の元が取れるだけのポイントを獲得できると考えたわけだ。

 しかしこの考えは甘かった……。(T_T)

 いつものようにカード会社から届いた「カードご利用代金明細書」にじっくり目を通していた時のこと。Suicaの記載欄の備考欄にアスタリスクマーク=*が付いていないことに気がついた。これはいったい何の暗号なのだ? 通常のショッピングにはマークが付いているが、Suicaやnanacoのチャージ項目にはアスタリスクマークがない。まさか……。

 この時に初めてモバイルSuicaにチャージした分のポイントが付いていないのだと気付いた。クレジットカードで引き落とされたものには全てポイントが付くものだと思っていたが、甘かった……。そういえば「電子マネーのクレカチャージではポイントがつかないものが多い」とポイ探の菊地さん(ダイムでよく取材させて頂いているクレカの達人)が言っていたっけ……。

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これが問題のアスタリスクマーク。電子マネーへのチャージが記入されたところだけ、このマークが入っていない。ちなみに三井住友カードの明細の場合は◎で記入されている

 つまり私はポイントが付かないものに対して、年会費1030円を支払っていたわけだ。これまでの交通費で付いたであろうポイントを考えると大損ではないか! 何をやっているんだ、私!

 クレジットカードの枚数をあまり増やしたくはなかったが、「背に腹は変えられん!」と、ビューカード系の『ビックカメラSuicaカード』を申し込み、そのカードをモバイルSuicaに登録した。するとどうだろう。面白いようにポイントが貯まり始めた。

 ビューカードの場合、JR東日本での定期券購入やチャージ1000円に付き、ビューサンクスポイントが6ポイント貯まる。このポイントは400ポイントで1000円分の価値になるので、お金に換算すると1ポイント=2.5円相当。私は月2万円程度のSuicaを利用するので、120ポイント=300円分のポイントが貯まるのだ。

 つまり月300円分×12か月で、年間3600円分のポイントが付くということ。しかもビューカードを登録した場合、モバイルSuicaの年会費は当面無料だ。

 これまで1030円の赤字だったものが、引き落とすクレカを変えることで3600円の黒字に。この差は非常に大きい!

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「ビックカメラSuicaカードご利用代金明細書」。毎月、面白いように貯まっていくポイントを見るのが楽しみ

 ということで、『ビックカメラSuicaカード』はSuicaのチャージ専用クレカに。このカードはビックカメラの買い物で1000円に付きビックポイント100ポイント(100円相当)が貯まるので、家電の購入においてもいい仕事をしてくれるだろう。

 ビューカードを選ぶ際、ルミネでのショッピングがいつでも5%オフになる『ルミネカード』も捨てがたかったが、利用頻度などを考えて『ビックカメラSuicaカード』にした。『ルミネカード』は2年目から年会費1030円が必要になるのに対して、『ビックカメラSuicaカード』はJR東日本でクレジットカード決済を1回でも行なえば2年目以降も年会費無料。Suicaチャージをしている限り、ずっと年会費無料で利用できるからだ。だがルミネをよく利用する人なら、『ルミネカード』+モバイルSuicaという組み合わせもアリだ。ルミネで年間2万600円以上の買い物をするなら、5%オフ分で年会費の元が取れる。

 せっかく『ビックカメラSuicaカード』を手に入れたのだから、大阪出張時の新幹線代をこのクレジットカードで決済すれば、ポイントが多く貯められる! そう思ってホクホク気分で片道1万3620円の自由席を購入したのだが、ここでまた失敗してしまった……。

 ポイントが多く付くのはJR東日本の利用のみで、帰りの新幹線チケットをJR西日本で購入した場合には通常のポイントになる。出張の場合、JR東日本で往復の新幹線チケットを購入しておかなくてはいけなかったのだ……。なんという不覚……。

 往復390円分付くはずのポイントが、325円分に目減りしたのはちょっと悔しいが、一般的なクレカなら130円分しか貯まらないことを考えると充分お得。次からはミスしないぞ!

文/綿谷禎子