4億円強をかけた「ヴィデオゲーム文化センター」英国で開設へ

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世界初とされる「ヴィデオゲーム文化センター」が、2015年に英国に誕生する。250万ポンド(約4.6億円)をかけた施設で、常設展や年に4回の展覧会が行われるほか、学生の教育センターも整備される。

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世界初とされる「ヴィデオゲーム文化センター」が、2015年に英国に誕生する。

ノッティンガムに開設予定の「ナショナル・ヴィデオゲーム・アーケード(National Videogame Arcade:NVA)」は、ヴィデオゲームに関連する優れたコレクションを収蔵し、ゲームの文化的・経済的・教育的・社会的価値をより一層向上させることを目的とする施設だ。

2015年3月に開設されるこのセンターは、「ゲームにおける英国映画協会(British Film Institute:BFI)」を目指しており、各種の教育プログラム、収蔵アーカイヴ、研究ツール、公共イヴェントを通じて、ゲームに対する一般の理解と評価を向上させることを目標とする。

NVAはノッティンガム中心部の「クリエイティヴ地区」(Creative Quarter)に開設され、ノッティンガム市議会のほか、ノッティンガム・トレント大学、コンフェティ協会(Confetti Institute)、およびウェルカム・トラスト(民間団体としては世界で二番目に裕福な医学研究支援団体で、生物医学研究への資金提供に加え、一般の科学理解を深めるための支援もしている)の支援を受ける。



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このプロジェクトは、ノッティンガムで毎年ゲーム関連のイヴェントを開催する「GameCity」が中心になって進められている。GameCityは、ゲーム業界ですでに定評のあるアーティストや新進の才能を紹介しつつ、新しい方法で一般の人たちをゲームへと誘う場となることを目的とした活動を行っている。

250万ポンド(約4.6億円)の資金が投資されているNVAでは、4つのギャラリースペースが設置される。新作や特別作品を集めた年4回の展覧会が開催されるほか、GameCityが2007年から収集を始め、現在12,000点に上るゲーム関連の重要な物品を、コレクションとして常設展示する。さらに、ひとつのスペースは教育専用に使用され、学生たちがゲーム制作を直接体験できるようにする。

NVAへの入場は有料になるが、地元の学生は割引が受けられる予定だ。入場料の全収益の5%は、特別教育プログラムの奨学資金に充てられる。

「美術にはナショナル・ギャラリー、演劇にはロイヤル・ナショナル・シアター、映画と音楽に関しては多数の常設施設がある。ゲーム界で非常に必要とされてきた新たな場をGameCityが提供することは、素晴らしい知らせだ」と、プロジェクトのアドヴァイザーを務めるイアン・リヴィングストン(Eidos Interactive社幹部で、人気の高いゲームブック制作者)は述べている。

※ニューヨーク州にも、民間団体による「電子ゲームの歴史国際センター(日本語版記事)」があるが、教育センターの機能はない。

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