中国メディア・大連日報は10月31日、遼寧省大連市内の観光名所にあるトイレがあまりにも汚いことを報じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・大連日報は10月31日、遼寧省大連市内の観光名所にあるトイレがあまりにも汚いことを報じる記事を掲載した。

 記事は、「わが市の公衆トイレは見た目こそいいが、中は入るのをためらうほどだ」という読者の意見を紹介したうえで、記者が同市内の公園やライトレール駅に設置されている公衆トイレの状況を調査した結果を伝えた。

 まず、児童公園にある公衆トイレは「公園の美しい風景とはあまりにもかけ離れた汚さ」だったとし、床にしろ壁にしろ便器にしろいずれも清掃されておらず、便器の付近には大便が付着していたりしていたと紹介した。また、天を衝くほどの臭気が漂う、洗面台も水が流れないただの置物になっている、床が滑りやすい、夜8時には閉まってしまうなどといった苦情が市民から出ているとした。

 記者はさらにライトレール大連駅の状況について「切符売場に到着したとたんに悪臭がし始め、トイレの中では呼吸ができない」と形容。公園同様に床や便器の激しい汚れ、洗面台の水道破損などが見られたことを伝えた。

 記事は最後に、調査をしたトイレのすべてで手洗い石けん、ティッシュペーパー、乾燥機はおろか、トイレを随時清掃するスタッフを見つけることができなかったことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)