『グッド・ストライプス』 ©「グッド・ストライプス」製作委員会

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映画『グッド・ストライプス』が、2015年初夏に全国で公開される。

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物語は、交際4年を迎えてマンネリ状態のカップル・南澤真生と萬谷緑が、緑の妊娠を機に結婚を決断したことから展開。共に暮らすにあたって、全く違う環境や文化の中で育ってきたことから衝突を繰り返す2人が、結婚の準備を進めるうちにそれまで知らなかった互いのルーツを知り、成長していく様を描く。

地方で鉄工所を営む両親のもとで文化的素養を与えられずに育つも、パンクに傾倒していた過去をもつ、カルチャー好きの緑役を演じるのは、モデルや女優として幅広く活動する菊池亜希子。医師の母と写真家の父を持ち、東京の裕福な家庭に生まれ育ったウェブデザイナーの真生役を、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で知られる中島歩が演じる。さらに、臼田あさ美、井端珠里、相楽樹、山本裕子、中村優子、杏子、うじきつよしらがキャストに名を連ねている。

監督を務めるのは、2008年に長編映画『マイムマイム』で『ぴあフィルムフェスティバル』準グランプリ、エンタテインメント賞を受賞した岨手由貴子。主題歌には大橋トリオが提供した“めくるめく僕らの出会い”、劇中ではsugar meの“1,2,3”“as you grow”が使用されているほか、音楽は宮内優里が担当している。

【菊池亜希子のコメント】
停滞前線に突入してしまった男女が、妊娠を機にようやくふたりとしてのスタートを切ることができるのなら、それは『いいきっかけ』と言えるのかもしれないな!と適齢期真っ只中女子代表として、そんなことをぐるぐる考えながら演じました。私のまわりのカップルを見ていると、適齢期というものを意識しないよう努めるあまり、タイミングを見失っていく人たちが本当にたくさんいます。もうすっかり大人のはずなのに、ひとつの家族を作るってことに飛び込む勇気がない。グッド・ストライプスとは、よい平行線ということ。家族になる=1本の線になるって考えると尻込みしちゃうけど、離れたり絡まったり交差したりしながら、少しずつ同じ方向を向いて二本の線を描いていけばいいんだ、そのことに気づいた私は、重たくなっていくお腹とは裏腹に、気持ちが軽くなっていくのを感じながら演じていました。観てくださった方々にとって、この作品が何かしらのスタートラインになったら幸せだなあと思います。

【中島歩のコメント】
僕は自分の人生をおもしろくしたいという気持ちもあって俳優になろうと思いました。そして俳優であるからには勝新太郎さんみたいに破天荒な生き方をしなきゃって思います。だけど地元にさえ自分より破天荒なやつが2人いるので、世の中から破天荒と思われるには、相当なあれが必要なので破天荒俳優への道は諦めかけています。結婚はわりとみんなすることなのでそんな特別なことだと思っていませんでした。でも劇中で結婚してみて、勝新太郎さんにならなくても、結婚することは人生においてすごく特別なことだと思いました。そして結婚できない場合もあるのでそれを考えるとやっぱり特別なことですね。

【岨手由貴子監督のコメント】
菊池さんは綺麗な方なのですが「男性にモテるよりも自分にモテたい」という意思を感じる個性的な女性で、“モテ”を重視しない主人公のキャラクターにピッタリだと思いました。お会いするまではボーイッシュなイメージだったのですが、脚本の内容について話をするうちに、すごく繊細で女性らしい方だと感じました。中島さんは出演された舞台を観たのがきっかけで、この人なら何気ないやり取りも面白く魅せてくれると思い、お願いしまいた。私や菊池さんより少し年下という事もあり、はじめは遠慮がちに口ごもることも多かったのですが、落ち込んでも翌日には忘れている図太さがあって、そういう現代っ子っぽさが役柄に合っていたと思います。キャスティングの段階では、実年齢の違うふたりが本当にカップルに見えるのか?という懸念があったのですが、出来上がりを観るとカップルとしての絆が垣間見えて安心しました。クランクアップ時、お互いが「最後の方は相手にイライラしていた」と本当のカップルみたいに事を言っていたのが面白かったです。メディアで「こうじゃないと結婚できない」なんて脅迫めいた特集もされていますが、この映画を見たら「完璧じゃなくてもOK!」と勇気をもらえるはずです。よくある結婚モノの映画にはないロマンスを描いているので、恋愛映画に興味がないという方にも楽しんでもらえる作品だと思います。