「11月の親善試合の代表メンバーが近く発表されますが、アギーレ監督(55)はセレッソ大阪のU-19代表FW南野拓実の当確を決めています。南野の“2階級特進”は波乱を呼びそうです」(専門誌記者)

 ハビエル・アギーレ監督は就任会見でも語ったように、本来は守備重視のスタイル。しかし、就任4試合で8失点と無残な結果が続いている。戦略面での建て直しはもちろんだが、メンバー選出はディフェンスからの再構築が急務のはず。どうやら、代表選出に隠された“陰謀”を打ち破ることの方が先かもしれない。
 「代表選出の候補リストに“原枠”があるとの噂がもっぱらです」(同)

 原枠とは、日本サッカー協会の原博実専務理事が推す『選手リスト』のこと。アギーレ監督はその“枠”から優先的に選手を選んでいるという。
 「日本のサッカーがジリ貧状態に陥っています。U-16がW杯出場を逃し、同21もアジア仁川大会8強止まり。U-19もアジア選手権準々決勝で敗れ、A代表は周知の通り全く良いところがありません」(同)

 代表の惨敗といえば、10月14日のブラジル戦が思い出される。格上相手とはいえ、ネイマール1人が4得点を挙げる“ショータイム”をアシストしたブザマさにガッカリさせられたファンは多い。
 「原専務は代表がブラジル戦を戦っていた日に、プレミアリーグ戦の解説収録をしていました。プレミアは録画で後日の放送ですから、一体どっちが大切なのかという話ですよ」(Jリーグ・クラブ関係者)

 しかもこの試合後、批判とも取れる爆弾発言がFW岡崎慎司から飛び出した。
 「(アギーレ監督の言う)引いて守るサッカーより、自分たちで話をして、相手をつぶそうとしていました」

 「話をして」ということは、代表メンバーがアギーレ采配に疑問を持っていたわけだ。
 「アギーレ監督はいつまで“沈黙”を守れるのか…。スペイン1部リーグのサラゴサ(現2部)を率いていた2011年5月21日、スペイン検察庁は相手チームから八百長の報酬として総額85万ユーロ(約1億1500万円)の振り込みがあったとし、調査を続けています。うち、アギーレ監督の個人口座にも9万ユーロ(約1215万円)の振り込みがあったとされています。国外に居住する限り、告訴されなければ疑惑解明の義務はありませんが、検察庁が必要と判断し、各国裁判所に委任状を送る準備も進められています」(前出・専門誌記者)

 アギーレ監督の招聘を強く推したのは原専務。スペイン検察庁の動向はもちろんだが、ブラジル戦惨敗を知っても、「今後のテコ入れは霜田正浩技術委員長を中心にやっていく」と語っただけ。アギーレ監督が“潔白”を証明しきれなかった場合、同専務も無傷ではいられないはずなのに。