確定申告Q&A!前の勤務先の源泉徴収票が年末調整に間に合わない!?
毎年行われる年末調整では、転職をした場合、前の勤務先の源泉徴収票の提出が求められます。教えて!gooには、年末調整にまつわるこんな質問が寄せられました。

確定申告と職場の年末調整について

質問者は、1年間で3回転職しており、3回目となる現在の勤務先には11月に就職しました。現在の勤務先から、年末調整のために、以前の勤務先から源泉徴収票をもらうように言われ、問い合わせたものの、年明けになるとの回答でした。しかし、現在の勤務先では、年末調整を早く進めたいとのこと。

質問者は複数の会社から源泉徴収票をもらわなくてはいけないことと、医療控除を受けるために確定申告をする必要があるそうです。そこで、現在の勤務先で年末調整を受けず、現在の勤務先を含めた3社の源泉徴収票をもとに、医療控除の申告と合わせて、確定申告で済ませたいと考えています。

職場での年末調整をせずに、確定申告しても問題ないのでしょうか。

■原則として年末調整は必要

「給与支払者には原則として年末調整をする義務が課せられております。種々の事由により確定申告が避けられない場合でも、いったん年末調整をしてもらった上で、あらためて確定申告をするのが基本です」(mukaiyamaさん)

年末調整は「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出した社員に対して、必ず行わなければならない企業の義務の一つです。「給与所得者の扶養控除等申告書」を出さなければ、会社として年末調整を行う義務は発生しませんが、配偶者控除や扶養控除、配偶者特別控除など、さまざまな控除が差し引かれて所得税を計算することができますので、年末調整がないと、税金を納め過ぎてしまうことも。
医療控除を受けるためとはいえ、年末調整はできるだけ行ってもらったほうが良さそうです。

■源泉徴収票がもらえなかったら?

では、以前の勤務先から年末調整までに源泉徴収票をもらうことが難しい場合はどうなるのでしょうか。

「年末調整はしなくても退職者の源泉徴収票はすぐに発行しなければなりません」(fukaizumiさん)

fukaizumiさんが言うように、給与支払者には源泉徴収票の発行義務があります。しかし質問者のように、催促しても年末調整に間に合わないことは起こり得ます。

hata79さんは、「『前職の源泉徴収票が間に合わない。提出できません』と現在の職場に伝えれば『では、年末調整しないで、我が社の源泉徴収票を発行しますので、確定申告をしてください』となります」と、その流れを説明。

また、「昨年中に勤務した先から発行される、すべての源泉徴収票を添えて確定申告すればよいわけです。無論、その際に医療費控除をうけるわけです」と話します。

国税庁の「年末調整の仕方」においても、中途就職者の年末調整の扱いで、源泉徴収票の確認ができないときは、年末調整ができないことが記載されています。質問者のケースでは、3社分の源泉徴収票を添えて確定申告を行えば、問題はなさそうです。

転職をした方はもちろん、個人事業主になった方なども、十分気をつけておきたいポイントですね。

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