乙武洋匡氏

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2日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、作家の乙武洋匡氏が、日本と香港のデモ活動の違いについて持論を展開した。

この日、番組では、香港で政府のトップである行政長官の選挙をめぐり市民が起こしたデモについて取り上げた。

現地を取材した乙武氏は、撮影した映像を見せながら「昼間はフェスみたいな雰囲気なんですよ。ちょっと穏やかでまったりした空気が流れているんですけど」とデモの意外な一面について触れた。

一方で「夜になって、リーダーが現れて演説を始めると、一気にボルテージが上がって、うわあぁ!って盛り上がるんですよね」「なかなか日本でこういう雰囲気って味わったことがないなぁと感じましたね」と興奮を伝えた。

東野幸治が「(デモの母体は)大きい組織じゃなくって、自主的に皆さんが集まって、だんだんだんだん大きくなってきてるってことなんですかね?」と訊ねると、乙武氏は、若い17歳のリーダーを中心とした大学生たちがデモの小集団をまとめていると説明した。

デモを率いるリーダーについて、乙武氏は「考えていることもすごく深くって。世界のメディアに対してスピーチをするわけですよ」「皆さんが世界中にこれを発信してくれて、みなさんが監視をしてくれているから、私たちは武力で排除されていないんですと世界中に発信をして」と、その年齢に左右されない堂々とした姿を賞賛した。

コメンテーターの松本人志は「なんで日本はこうならないんでしょうね?なんでデモ起こさないんだろうね?ちょっとだけやるけど、すぐ終わるね」と述べると、東野は「昔のニュース映像で(見ると)日米安保の学生の熱気すごいじゃないですか」と、指摘した。

乙武氏は、自分も松本と同じ疑問を抱いたことが、香港デモを取材した理由の一つだったと明かした。

その上で、日本と香港のデモの違いについて、日本の場合、脱原発であったり、増税反対!特定秘密保護法反対!集団的自衛権反対!と、「○○反対!」というメッセージが先に来てしまうことが多いと持論を展開する。

しかし、香港のデモについては「普通選挙を認めて欲しい!実現して欲しい!こういう権利を勝ち取りたい!っていう。(日本のデモとは)ベクトルが違うのかな」と指摘した。

乙武氏は「どちらがいい悪いじゃないんですけど、より多くの人の共感を呼んで、そこに参加してみようと思わせるのは、そういうプラスのメッセージなのかなと感じましたね」と意見をまとめ、スタジオの賛同を集めていた。

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