<マイナビABCチャンピオンシップ 最終日◇2日◇ABCカントリー倶楽部(7,130ヤード・パー71)>
 先週の「ブリヂストンオープン」に続き、2週連続優勝を狙った小田孔明が8バーディ・1ボギーの“64”で回ったが、首位の小田龍一の勢いに追いつけず、2位で大会を終えた。
不満の孔明“6アンダーで文句をいうのは俺くらい”
 今大会は、インではスコアを伸ばせるが、アウトでは3日間トータル1アンダーと、前後半で別人に。「苦手のアウトで最低3つ伸ばしたい」と語って迎えた最終日。前半のアウトで2アンダーとし、後半にもスコアを5つに伸ばしたが、最終組で回る小田龍一がまったく崩れる気配を見せなかった。
「上の二人がすごかったから、途中から単独3位狙いに切り替えた」という孔明。前日は「3打差くらいなら挽回できる」と意気込んだが、最終日ホールアウト後は「自分の目標スコアには行けた。これだけ伸ばしてもダメなら仕方ない」と優勝した小田龍一に脱帽したが、「毎試合優勝を狙っている」という言葉通り、勝利への渇望をギャラリーに見せつけた。
 2週連続優勝は逃したものの賞金王争いでは、18位タイに終わった藤田寛之との差を約1600万円と広げ、賞金王にまた一歩近づいた。だが「賞金王に向けて来週以降も結果を残せるように頑張る」と毎試合必勝態勢で戦うという言葉の裏には、残り5試合でなるべく、藤田を離したいという本音が見える。
 藤田は最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を2010年〜2012年まで3連覇。昨年も8位につける“お得意様”。孔明の心の内は、賞金レースに対しての藤田の「孔明はカシオで決めたいと思っているでしょうね」という読み通りだろう。
 
 最終戦までが孔明にとって正念場。それだけに優勝のチャンスがあった今大会は“かなり痛い2位”だったといえるだろう。     
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