「クイック・ジャパン」(太田出版)vol.116

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 今年8月にはレディ・ガガの日本公演でオープニングアクトを務めるなど、幅広い活動を展開するももいろクローバーZ。その人気も不動のものとなり、これからも明るい未来が広がっているかのように思えるが、一部ファンの間ではメンバーの1人、有安杏果について、ある不安がささやかれているという。

 その不安とは「グループ内で浮いている」「ほかの4人にハブられている」というもの。そういった人間関係のこじれから、有安の脱退、あるいはグループの解散もあるのではないかと心配するファンもいるというのだ。ももクロを初期から見ているというアイドルライターはこう話す。

「確かに楽屋裏なんかでメンバー4人がはしゃいでいるなか、有安1人が離れて何か別の作業をしていたり、休憩していたりするという光景は珍しくないです。そんな状況がグループ内で問題になって、話し合ったこともあるそうです」

「有安杏果(ももいろクローバーZ)正直すぎる瞳」と題して大特集を組んでいる「クイック・ジャパン」(太田出版)vol.116によると、その話し合いは2012年夏ツアーの米子大会の終演後に行われたという。この話し合いの場で、メンバー同士がすべてをぶつけあい、その結果、有安は4人の輪の中に入るようになったというのだが......。

「今でも有安が孤立することは多いようです。その辺りの温度差は勿論ファンも感じていて、そこが"ももクロのネック"になっているという認識もありますね」(同上)

 同特集では、筑波大学の斎藤環教授による有安の精神分析報告書が掲載されている。そこには、有安が孤立する理由の一端が隠されていた。

 まずは、50ほどの質問から性格傾向を分析する「エコグラム」。この結果について斎藤教授と有安はこんなやり取りをしている。

斎藤「びっくりしたのがAが一番高い。これは他のメンバーではありえない結果」
有安「なに、怖い怖い!」
斎藤「Aはアダルト。ものすごい大人っぽいってこと」
有安「ふう! え、どういうことですか?」
斎藤「精神的に成熟してる。以前鑑定したリーダー(註:百田夏菜子)に至っては小学校高学年。小五ぐらいの精神年齢でした」

 子どもっぽいメンバーの中で、有安1人だけ精神年齢が高いというわけだ。ふざけてはしゃぐメンバーたちを、有安が1人で遠巻きから眺めているというのも仕方ないことなのかもしれない。

 次は文章の中の空欄を埋めて完成させるという心理検査法「SCT」(精研式文章完成テスト)。この結果について、こんなやり取りがあった。

斎藤「(前略)あとはいじられやすいとか。それから即興が苦手っていうのが二ヵ所ありました。そういう仕事多いですよね」
有安「はい。困るんです。怖いですよ」
斎藤「で、また困るところがいじられたりする。ちょっとそういう意味では、自分の今の在り方に対する不全感みたいなものが表れているんでしょうね。完全な自己否定ではないんですけれども、まだまだここが足りないという感じ(後略)」

 思わず「仕事が怖い」と吐露してしまった有安。即興が苦手だという点も含めて、ももクロに適していないのではないかとの疑念も芽生えてくる。

 そして、もうひとつ気になるのが「風景構成法」という指定されたものを順番に描いていく分析法の結果だ。

斎藤「(前略)私が気になったのは、家なんです。真っ赤でしょう。屋根が赤い家はよく描く人もいるけど、屋根も壁も全部真っ赤というのが、ちょっと珍しい。(中略)家に何か特異な価値というか、存在感があるということ」
有安「家、大好き」
斎藤「大好きでしょう。大好きすぎる感じが滲み出してる。家族愛も半端じゃない家族愛で(後略)」

 さらに、家族愛というところから結婚に話題が発展すると、有安の恋愛に対する執着が見えてくる。

斎藤「でもSCTにはそういう恋愛、あまり考えられないみたいな文章もあったと思うんだけども」
有安「結婚はめっちゃしたいです。結婚願望はあります」
斎藤「恋愛なし? お見合い結婚みたいな感じ?」
有安「いや、そんなことないです。絶対に嫌です。絶対嫌です。絶対嫌です」
斎藤「そりゃそうだよね」
有安「絶対嫌です。絶対。絶対嫌だ」
斎藤「すごい拒否してる」
有安「絶対嫌です」
斎藤「そんな激しい反応するとは思わなかった(後略)」

 とにかく、有安は「恋愛しないで結婚する」ということを異常なまでに拒否。「恋愛願望の強さ」を見せたのだ。ももクロは殊更に恋愛禁止を謳っているわけではないが、注目発言であることは間違いないだろう。

 実際、有安には、"彼氏疑惑"が浮上したこともある。前出のアイドルライターはこう話す。

「事務所は公言していないのですが、有安は現役の女子大生なんですよ。仕事が忙しいのでどれくらい通えているかは不明で、中退説もあるんですが、大学の同級生と付き合っているという噂があるのは事実です」

 はしゃぐメンバーたちとは精神年齢が合わず、「仕事が怖い」と発言し、さらに恋愛願望も強い有安。ほかの4人のメンバーと価値観がかけ離れていることは、否定できない事実であり、グループの中で浮いてしまうのは、仕方ないことなのかもしれない。

 しかも、今では、このちょっと浮いている感じが有安の魅力になっている。アイドルに向いていないのに、全力で頑張る。そんな姿を応援したくなるファンも多いようだ。有安には無理をしすぎない程度にこれからもがんばってもらいたい。
(田中ヒロナ)