インテルは1日のセリエA第10節で、パルマに敵地で0−2と敗れた。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、すぐにロッカールームへ向かっている。ここ3試合と同じようなチームを見たいとしていた指揮官だが、実際には最下位相手の黒星。サポーターは怒りを見せている。

パルマ戦の前からブーイングはあり、この日はロベルト・マンチーニ元監督の復帰に賛成するファンの横断幕も掲げられた。マッツァーリ監督はこう話している。

「ナポリ戦のドローとその後の2連勝があって、そういうことを話題にされても、私は何も気にしないね」

「すべてがうまくいかないことを示している。だが、我々が自分たちのやりたかったことすべてをやらなかったことも事実だ。サンプドリア戦での勝利が、自信になりすぎたのかもしれない。この試合を軽んじてしまったのかもしれないね」

「我々は失点をし、自信を少し失った。これまでもすでにあったことだ。そして後半、私は4-3-1-2に変更した。選手たちが少し何かを失うのは普通のことだ。ただ、何かしらをつくりもした。少し前からそうだが、我々はゴールを奪うことに苦労している。それに、2日おきに戦うのはこれで5試合目だ。問題は、流れを変えるべきタイミングで我々が行き詰ってしまうことだよ」

「ここ3試合を経て、全員が良いパフォーマンスを期待していた。我々は生意気なスタートをしてしまったね。先制点でナーバスになり、少しまとまりを欠いてしまった」

「(ロドリゴ・)パラシオ? 彼はワールドカップ後、ケガをして戻ってきた。まだ万全の状態ではない。エルナネスも再び痛めたかもしれないよ。必要だったから彼はプレーした。ケガに関しては、難しい状況にある」

「何が足りないか? ベンチを見てごらんよ。代わりのメンバーがいないんだ。若手も使わなければいけなかった。だが、メンタリティーを良くして、自信を持たなければいけない。今はそれがないんだ。選手たちに何を言うべきか? それは分かっているが、テレビで言うことじゃない」