台北メトロ松山線、点検作業終了  11月中旬にも開通へ

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(台北 1日 中央社)交通部(交通省)は10月31日、台北メトロ(MRT)の新路線、松山線は点検の結果、重大な欠陥はないとして、早ければ11月中旬にも開通すると発表した。

同部は同日、松山線の台北小巨蛋(台北アリーナ)駅で爆発物が見つかり、多数のけが人が出た状況などを想定した2つの模擬演習を行い、ストレステストと点検を実施した。

同部の点検チームは重大な欠陥はないとした一方、運行開始前に改善が必要な問題点として複数の駅におけるスロープの設置方法やエスカレーターの不具合、案内表示の未設置などを指摘した。

台北市政府はこれらの改善事項について1週間以内に作業を行い、交通部の審査を経た後、開通日を決定するとしている。

松山線は西門から松山までの8.5キロを約15分で結ぶ。途中駅は、北門、中山、松江南京、南京復興(現・南京東路)、台北小巨蛋、南京三民。北門駅は建設中の空港線台北駅に接続される。

(蔡和穎/編集:杉野浩司)