株主優待株の権利確定に向けた上昇を 逆手に取って確実に利益ゲットせよ!

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株で儲けようと思った時、ある時点から株価が上昇し、決まったタイミングで売却すれば確実に儲けられる銘柄があるなら、誰しもその株を買いたいと思うだろう。「そんな株、あるわけないよ!」と言うなかれ。実は、誰もがよく知っている株主優待株こそが、権利確定日に向けて規則的な周期で株価が上昇することが多いのだ。この値動きのクセを逆手に取って、株を安く買って高く売ることで確実に儲けよう。

人気株主優待株の権利確定ならではの
値動きのクセを利用するだけでOK!

 今回、今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「塩漬けを作らない株の必勝法&狙いの10万円株46」の中から紹介するのが、株主優待株の値動きを逆手に取って株主優待ではなく値上がり益を狙う作戦だ。1〜3カ月で売買するスイングトレードにおいて、特に手堅い稼ぎ頭になってくれる期待の大きい投資法だ。

 まずは、株主優待株の権利確定についての基本的なルールを確認しておこう。

 株主優待をもらうには、欲しい銘柄の権利確定日を確認し、その3営業日前の最終売買日(優待や配当の権利を得るために株を売買できる最終日)までに株を購入しておく必要がある。よって、人気の株主優待株は最終売買日に向けて、株主優待狙いの投資家の買いが集中し、株価が上昇しやすくなる。

「この値動きのクセを逆手に取って利用すれば、株主優待株でカンタンに値上がり益を獲得できる」

とラジオNIKKEIの和島英樹さんはアドバイスする。

 和島さんが提唱するのは、図で示したように2回に分けて株を購入する作戦。まず1回目は“権利落ち”といって、先に挙げた最終売買日の翌週あたりに株価が下落し落ち着いたところを狙って購入する。2回目の買いタイミングは、権利確定日に向けて株価が上昇し始める直前の1〜3カ月前あたりが目安になる。

 1回目は株価の底値付近で買うことで利益幅を大きくできる、2回目は価格が上昇し始めた基点を確認してから購入することで保有期間の効率をアップできる、というメリットが狙えることになる。もちろん、買う時期を分けることによるリスク分散も実現できる(もちろんどちらか1回の買いでもOK)。

12月権利確定のマックスバリュー東海と
3月権利確定のダイショーがオススメ!

 たとえば、3月末が権利確定月の銘柄ならば、3月末の権利落ち日を過ぎたあたりで一度買い、翌年の3月に向けて上がり始める2月初旬あたりに2度目の買いを入れればOK。

 また、投資効率を高めたいなら、権利確定が3月末と9月末というように、2回ある銘柄を探すのもいいだろう。

「さらに2単元を購入しておけば、1単元を最終売買日前の株価が高値をつけたところで売り、もう1単元はそのまま保有して株主優待を獲得する“ダブル取り”も狙えます」(和島さん)

 株主優待を逆手に取った株の投資法がわかったところで、今度は和島さんにこの投資法に向いているオススメの株を2銘柄ほど挙げてもらった。3月、9月が権利確定月のダイショー(2816)は権利落ち後に急落し、再び権利確定日に向けて上昇。

 2月が株主優待権利確定月のマックスバリュ東海(8198)も12月ぐらいから上昇する動きを見せている。まずは、マックスバリュー東海、年明けにダイショーを買ってみるのがいいだろう(ダイヤモンド・ザイ12月号にはこのほかのオススメ銘柄の他、様々な塩漬けしない儲け方も掲載中)。

 最後に、和島さんからもう一つだけ注意点があるという。

「最終売買日ギリギリまで待って売るのではなく、ある程度上がったところで早めに売るのも手です」(和島さん)