バートン監督が東京ではしゃぐ、「ビッグ・アイズ」引っ提げ来日。

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世界的ヒットメーカーのティム・バートン監督が10月31日、第27回東京国際映画祭における最新作「ビッグ・アイズ」のスペシャル・プレゼンテーションのため来日。大好きな日本のハロウィンにおおはしゃぎだった。

本作は“仰天の実話”を映画化した作品。1960年代のアメリカ、ポップア―ト全盛期に衝撃を与えた“ビッグ・アイズ”シリーズを巡って、実在の画家マーガレット・キーンとその夫ウォルターが引き起こした一大スキャンダルの行方を描いている。

この日、当日の先着受付で満席となった会場の観客200人以上、そして取材陣50人が待ちわびる中、本作の初の映像となる海外トレーラーの上映からイベントがスタート。映像の上映を終えると、映画祭でSAMURAI賞を受賞した直後のティム・バートン監督が会場に登場し、ファンから歓声が上がった。

温かい歓迎に監督は笑顔をみせ、「私は何年も何年も日本に来ていますが、毎回楽しませていただける、大好きな場所です。明日から僕の展覧会が始まりますが、『ビッグ・アイズ』はもうすぐ完成なんです。今日は本編を観てもらえなくてごめんなさい。でもこんなにたくさん集まってくれてありがとう!」と挨拶。

さらにSAMURAI賞受賞の心境と問われると「今日は僕のラッキーデーだ!ハロウィンだしね!」と大喜びしているようだった。

バートン監督は今回、この実話を題材にした理由について「この“ビッグ・アイズ”アートは、僕が子どもの頃には街にあふれていたんです。近所の家や歯医者の待合室なんかにね、とにかく街中にありました。その頃から不思議な絵だと感じていたんです。まるでじっと見つめられているような強いインパクトがあって、ずっと興味を持っていました」と、“ビッグ・アイズ”の想い出を語り、さらに「この映画にその子ども時代の想いは入っていません。当時はキーン夫妻の事を知りませんでしたからね。最近になってマーガレットとウォルターの奇妙な関係を知って、ぜひ映画化したいと思ったんです。僕にとって実話を描くのは『エド・ウッド』以来ですね!」と本作に込めた想いを明かした。

また、実在の人物を演じる事となったエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツについて「素晴らしい俳優2人と仕事が出来て、とても嬉しいです。俳優はもちろん、デザイナーなど、様々なクリエイターたちとコラボレーションするのはとても楽しい事ですから!この作品は何より演技が大切で、エイミーとクリストフのような演技派の2人が参加してくれたことをとても嬉しく思っています。」と2人を称賛。

最後に監督は「一言だけ言わせてください、ハッピー・ハロウィーン!! そして今夜をどうぞ楽しんでください」と、ファンにメッセージ!最後は投げキッスを贈り、会場を後にした。

「ビッグ・アイズ」は2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー。

☆「ビッグ・アイズ」ストーリー

内気で口下手なマーガレット・キーン。彼女の描く悲しげな大きな瞳の子供たちの絵は、1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした。――ただし、夫のウォルターの絵として――富と名声。両方を手にしたふたり。しかし、マーガレットは真実を公表し闘うと決心する。なぜ彼女は、夫の言いなりになったのか? なぜ彼女は、全てを捨てると決めたのか?アート界を揺るがす大スキャンダルの行方は――?