香港に初上陸した人気ゆるキャラのふなっしーが前日に続いて31日も、現地のショッピングモール「東港城」で行われたイベントに出席した。会場からは黄色い声援が“ブシャーっ”と飛ぶ中、“ミュージシャン”として「機会があれば広東語のCDも出したいなっしー!」と、本格的な香港進出に意欲を示した。

 「東港城」では11月6日まで『Funassyi 船梨精音楽団』と銘打ったイベントを開催。「船梨精」はふなっしーの中国語名で、モール内にふなっしーワールド的オブジェを設け、来場者が記念撮影できるようにしている。

 現地の“梨友”によると、前日に続いてモールのイベント会場に登場したふなっしーは、広東語や北京語を交えて集まった梨友たちと交流。「ヒャッハー!」のコール&レスポンスも起き、会場は大盛り上がりだった。ファンから「広東語のCDを出したいですか?」と質問を受けたふなっしーは、「もし機会があればぜひ!」と語った。

 香港については「おしゃれで、かっこいい街! 香港を代表する存在と言えば、王家衛(ウォン・カーワイ)監督なっしーな」と語り、王監督の1994年の映画『恋する惑星』に女優として出演した女性カリスマ歌手、王菲(フェイ・ウォン)が好きだと明かした。

 香港映画界ではさらに、『少林サッカー』の周星馳(チャウ・シンチー)も好きだとか。「カンフー映画にも出たい」と語り、キレッキレのカンフーポーズを決めて見せた。  【鈴木京子】