ドSな関ジャニ・大倉とドキドキのオフィスラブ!? 武井咲が振り返る『クローバー』
「大倉さんとはTVドラマの『お天気お姉さん』で共演して以来、久々にお会いしました。現場ではスーツとメガネでビシっと決めて、雰囲気も完璧に役柄の柘植(つげ)さんスタイルになりきっていらしたので、原作のコミックを読み込んでから現場に行ったわたしは、“わ〜、柘植さんがいた〜!”という感覚になりました(笑)」。

 大人気少女コミックを原作にした『クローバー』で、新人OL・沙耶役で主演を務めた武井咲さんにインタビュー! 関ジャニ∞の大倉忠義さんらと四角関係を繰り広げています。

 少女コミックの映画化と聞くと食傷気味の人もいるかもしれませんが、本作はいわゆる中高生をターゲットにした作品よりは狙い目が少し上。

「オフィスラブってやっぱり憧れますよね。自分では経験できないことだし。人に見つからないようにとか。きっとどの年代の方でもドキドキする作品だと思いますよ」と武井さんも言うとおり、切なくなったり、ドキッとさせられるシーンが満載。

 えぇ!? 武井さんと大倉さんがここまで演じるの!? と、ドキドキMAXのシーンも登場します。

◆大倉さんはとてもフラットなところが魅力的

 舞台は沙耶と柘植が働くリゾートホテル。少々ドジなところもあるけれど、常に一生懸命な沙耶はふと助けてあげたくなる女性。でも超やり手で超ドSの上司・柘植は沙耶に対して「バカ!」「お前の脳ミソは犬以下だ!!」とかなり手厳しい。ある日も呼び出された沙耶。怒られると確信していたのに、告げられたのは柘植からの交際の申し込みだった!!

 その後も柘植のドSぶりは変わらずでしたが、ドSのメガネ男子の柘植さんが、自分だけに見せるギャップに、沙耶は徐々に惹かれていきます。やっぱり、女性はギャップに弱い! でもそんな彼女の前に幼馴染で初恋相手のハルキ(永山絢斗)が、柘植の前にはホテルの社長令嬢・栞(夏菜)が現れて……。

「大倉さんは『お天気お姉さん』の頃と全然変わっていませんでした。そういう変わらないところが大倉さんの魅力というか。すごくニュートラルな人なんです。どこの現場にいてもフラットでいられる人。棘がないんですよね。だから柘植さんとは真逆(笑)」。

 柘植はいわゆる“ツンデレ”タイプ。武井さんも“ツンデレ”には弱い部分もあると話しますが、どちらかというと分かりやすい人のほうが好みとか。

 柘植にはかなりキツイ言葉もぶつけられるので、「きっと自分なら、『別れてやる〜!』って叫んじゃうかも」と笑う。

 ただ、“ツンデレ”というだけあり、ちょこちょこと柘植から沙耶に対する愛情が垣間見られる瞬間があり、だからこそ沙耶も柘植にハマってしまう。

 武井さんも「そうなんですよ。ズルいですよね〜」と認め、次のように加えた。

「柘植さんのような人が優しくしてくれたり、自分の弱いところを見せてくれたりすると嬉しさも倍になる。ハルキとはまた違う優しさを感じるんですよね」。ハルキは柘植とは全く違う、とにかく優しくて沙耶にまっすぐな男子。ここの絡みも切ないのでぜひ要チェックを。

◆踏み込んだラブシーンも「恋愛していたら当たり前のこと」

 さて、序盤でも述べたドキドキMAXのシーンとは、沙耶と柘植が結ばれる場面のこと。ふたりが互いを求めていることが伝わる熱いキスから、ベッドへとなだれ込み……。かなり踏み込んだシーンになっていて、ちょっとビックリです!

 でも武井さんからはなるほどという答えが返ってきました。

「『クローバー』としては大事なシーンだと思ったし、撮影方法でごまかすというのも嫌だったんです。監督もそうでしたし。そこはちゃんと演じたいねという流れになりました。それに、恋愛をしていたら当たり前のことだと思うんです。だからごく普通のシーンとして捉えて演じました」。

 確かに。こちら側が武井さんだから、大倉さんだからというフィルターをかけていたようです。すみません。

 最後に、なかなか自分に自信を持てない沙耶を演じた武井さんに、仕事の面でどういうことが自信をつけるきっかけに繋がるか聞いてみました。

「失敗をしたほうが、自信ってつくと思うんです。上手く行きすぎたり、完璧にやろうと思っていると、どんどん自信をなくすし、失敗をした上で、達成できたほうが自信はつくと思う。それに私の場合は、作品を観てくれる人がいたり、そうした方から感想をもらえると自信に繋がりますね。自信をつけるって難しいことだと思いますけど、いろいろぶつかっていったほうがいいと思っています」。

 まだ二十歳と若い武井さんですが、ひとつひとつの質問に対してにこやかに、丁寧に答えてくれました。これからもいろんな役柄に挑戦して、どんどんステキな女優さんになっていってくれるはず!

<TEXT・PHOTO/望月ふみ>

『クローバー』は11月1日(土)より全国ロードショー
オフィシャルサイト http://clover-movie.jp

配給:東宝
(C)2014「クローバー」製作委員会 (C)稚野鳥子/集英社