グーグルが「衛星動画」を無料公開。促進されるデータ活用の動き

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地上の動きが即座にわかる「衛星動画」を提供するSkybox Imaging社は今年8月、グーグルに買収された。両社は、非営利団体向けに一部の画像を提供し、一般にも無料公開を開始した。

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グーグルは2014年8月、Skybox Imaging社を傘下に収めた。Skybox社は、人工衛星によるHD映像データと、地図APIとを組み合わせ、地上の動きが即座にわかる「衛星動画」サーヴィスを提供している(日本語版記事)。

グーグルはこのほど、Skybox社によるHD衛星画像の一部を、非営利団体向けに提供し始めた。これは、Skybox社がすでに行ってきた人道支援分野での活動の一部を、グーグルが正式化したものだ。

新たに立ち上げられたスキーム「Skybox for Good」は、環境問題や戦争、難民の保護等のために、状況とその変化をモニタリングできる最新の画像を必要とする各種団体のニーズに応えることを目指している。

2013年11月に打ち上げられたSkybox社の人工衛星「SkySat-1」は、それから1年も経たないうちに、例えばグリーンランドのヘルヘイム氷河(冒頭の写真)のような場所の観測を通じて、気候変動などの問題の理解に不可欠な画像を数多く撮影してきた。

また、同社はハーヴァード大学による人道支援イニシアティヴ「シグナル・プログラム」にも協力し、東アフリカや中東の国内避難民キャンプを管理する団体等向けに衛星画像を提供している。

同社の衛星画像を利用したいと願っていた人々にとって、これは朗報だろう。パートナーへの提供を目的として収集された画像は、すべてクリエイティヴ・コモンズのライセンシングのもとで無料公開もされるからだ。ただし、現時点ではまだベータ版で、一部の限られた団体と、どのような画像が有用かを検討中で、近い将来、さらに拡大されることになっている(「Google Earth」から「Skybox for Good」の公開エリアをクリックすれば、数MBのTIFファイルをダウンロードできる)。

真の意味でオープンソースな地図とストリートヴューのデータを求めるのであれば、「OpenStreetMap」や「Mapillary」を利用したほうがいいだろう。だが、重要な変化のモニタリングに役立つ最新のデータを必要とする人道活動団体にとって、Skybox for Goodが欠かせないものになるのは間違いない。

以下は、Skybox社が公開した衛星動画「10月16日の御嶽山」。

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