池上彰氏

写真拡大

26日放送の「日曜のへそ」(ニッポン放送)で、池上彰氏が、朝日新聞が引き起こした従軍慰安婦の誤報問題について解説した。

番組では、お笑い芸人の土田晃之が、朝日新聞の従軍慰安婦誤報問題について、「池上氏にぜひ解説してほしい」という視聴者のお便りを紹介した。

池上氏は、1982年、新聞各紙が、女性を無理やり慰安婦にするため強制連行したとされる吉田清治氏の証言(吉田証言)を取り上げたことが問題の発端だと指摘した。

解説によれば、その後、学者が事件の中心地、朝鮮半島南部の済州島(チェジュド)を現地調査し、強制連行の事実はなかったと明らかにした際、朝日新聞は証言の事実確認を試みたものの、吉田氏が沈黙したため果たせなかったのだという。

池上氏は、朝日新聞が木村伊量社長の指揮のもと、改めて調査を行い、紙面で誤りを認めたことについては評価した一方、なぜ32年間も沈黙していたのか改めて検証する必要があると断じた。

続けて、「吉田証言」が否定されても、はたして本当に強制連行はなかったと言い切れるのかという問いについて「なかったという証明は難しいのではないか」と意見を述べた。

池上氏は、「日本は悪いことを一切行っていない」という主張は、世界では通用しない場合があると、警鐘を鳴らし話題をしめくくった。

【関連記事】
朝日新聞・木村伊量社長に謝罪を求めた政治評論家・加藤清隆氏、その後「絶交された」ことをTVで告白尾木ママが朝日新聞の謝罪会見に苦言 「捏造されたのでは新聞の使命は終わりです」
竹田恒泰氏「朝日は意図的に問題をすり替えている」と慰安婦報道に厳しく言及