日本のバスケットボールが国際大会に出場できなくなる事態が現実味を帯びてきた。

 国際バスケット連盟(FIBA)が日本バスケットボール協会(JBA)に突き付けたいくつかの改善要求に対する回答期限が10月末に迫っている。だが、JBAは目前に迫った期限までに明確な改善策を示す目途が立たず、その責任を取る形で深津泰彦会長が辞任してしまった。残る数日で諸問題を解決するのは不可能で、「改善できなかったら国際大会出場停止」という制裁を科される可能性が濃厚になったのだ。

国際バスケットボール連盟が
日本に突きつけた「3つの問題」

 世界のバスケットボールを統括するのがFIBAである。世界選手権をはじめ各年代の国際大会、オリンピック予選などはFIBAが決めたスケジュールによって行われる。国際大会に出場したいなら、その意向に従うしかないわけだ。

 FIBAは各国の代表チームの強化、バスケットボールの普及発展、国内を統括する協会の管理体制などの指導をする権限も持つ。FIBAが問題視し、期限を切って改善要求をしたのは、この部分だ。

 FIBAが日本バスケットボール界の改善すべき問題として指摘したのは3点。それを分かりやすく書くとこうなる。

(1)国内のトップリーグはひとつでなければならない。レベル的に頂点にあるトップリーグの戦いから選ばれた選手が代表になり、国際大会に出るのが平常の形だからだ。ところが日本はNBLとbjリーグのふたつのトップリーグが併存している。この状況を放置しているのはJBAが日本のバスケットボール界を管理できていない証拠であり、早急にトップリーグをひとつに統一しなければならない。

(2)トップリーグを統一できずにいるのはJBAの組織と規律体制に問題があるからで、協会の改革をする必要がある。

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