今回、俎上に載せるのは、『AKB48』の小嶋陽菜だ。
 先月、女性ファッション誌の「美乳特集」ではDカップのナマ横乳を披露! 女性用下着会社のCMでも、男性には嬉しい露出度の高さだ。
 完璧な「美少女」も、今やAKBメンバーでは最年長。肉付きの良いボディーは熟れ熟れで、エロさは増すばかりだ。が、顔相を観る限りでは、彼女のエロさは(現時点ではまだ)鑑賞用で、性欲や淫情が発動してのものではない。

 性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼の睫毛が生えている部分)の肉付きがいたって乏しく、田宅(上瞼)が狭くて厚みもない。
 一方、唇がめくれ気味で、自己愛を表す下唇がぼってりと厚く、他者愛の上唇がかなり薄い。ベッドでは受け身的・幼児的で、男には甘える一方。性戯で尽くすタイプではない。
 超のつくモテ相(後に詳述)ながら、彼女自身は好色性が低く、淡泊な性感で、交わりそのものも大味なため、結果的に男にすぐ飽きられる。つくづく惜しい美貌だ。

 眼光は乾いていることが多いが、まれに水をかぶったような時があって、乾と潤の落差が激しい。尖った準頭(鼻の頭)からも、マイペースで気まま(で不安定)なエロスの持ち主だ。【淫乱度】は「3」寄りの「2」と観る。
 【尻軽度】が「4」と高いのは、本連載ではモテ相は尻軽度に算入しているため。彼女のような目頭に切れ込みのある女相は、男性に媚びるのが巧く、モテる。また、縦に幅のある眼形は(思慮よりも)直感で性行動を取るので、結果的に尻軽傾向が増す。
 問題は唇の中央付近にあるホクロで、これは凶意のある色情ボクロ・モテボクロだ。上唇・下唇ともにあり、臥蚕が淋しく上唇が薄いので自ら積極行動にはでないが、男性たちの淫心を煽って誘い寄せるため、性愛トラブルと縁が切れない。

 耳の穴の手前にある切れ込みがはなはだ広く、口元に締まりがあるとはいえず、トータルで観て【名器度】は「2」寄りの「1」。
 唇は厚いものの口そのものは大きくなく、勢いもない。金甲の張りも平凡で、【絶倫度】としては「2」どまりだ。
 すっきりした臥蚕と、下瞼のラインがかすかに上がり気味なのと、直線的だった眉がやや弓なりに変化してきているのが、あげまん要素。しかし、金甲相と厚すぎる下唇、丸目すぎる眼形がマイナスで、【あげまん度】も「2」。

 彼女は耳の位置が高く、耳全体が大きくて、前向きに開いている。警戒心が強く、万事に自己防衛的で、結婚指向も強い。
 自力で切り拓くより、男任せの人生を選ぶ相なので、男選びには人一倍、慎重に-と願わずにはいられない「こじはる」なのだ。

【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。