「かきのオイスター風味」・・・!?日本語の難しさを実感する料理本が話題に

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世の中には「頭痛が痛い」「後で後悔する」などといった、同じ意味を重ねたフレーズが慣用的に用いられ、そのたびに「違和感を感じる」と嘆く人も少なくないが、今回ご紹介するのは、普段はあまり使われないタイプの代物だ。

あるユーザーによって投稿されたこの画像は、料理を紹介する本を写したもののようだが、その見出しとして用いられているのは、「かきのオイスター風味」というもの。仮に「かき」を「柿」ではなく「牡蠣」であるとすれば、「牡蠣風味の牡蠣」という、なんだかよくわからない内容となっている。そのため、多くのユーザーからの苦笑が漏れ聞こえてくる。

「頭痛が痛いの進化系だ」
「牡蠣の上塗りw」
「まぐろのツナ風味以外に対策が思い付かない」
「ファンタだったかなぁ。炭酸飲料で、グレープ味とかなのに果汁0%っていうのもありましたよね」
「おいしそうではありますよね...。名前はともかく」
「そりゃきっと牡蛎でなく柿だからですよ。生ガキとあるのは干柿ではないって意味...じゃ、なさそうですね」
「みんな疲れてるんだろうなw」

紹介記事のテキストから推測するに、おそらくこの料理は、牡蠣をオイスターソース風味で食べるというもののようだが、それを「オイスターソース風味」と書かずに「オイスター風味」としてしまったことで、こうした混乱を招いている模様。やはり日本語というものは、実に難しいものである。

文・島田克彦

【参照リンク】
https://twitter.com/kakiko0606/status/523156721913442304/photo/1