トマトジュースを飛行機で飲むとウマくなる理由

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上空で飲むトマトジュースは、大地で飲むより美味しい!そんな摩訶不思議な謎に科学でお答えします。

あなたは今、飛行機に乗っています。

客室乗務員が近づてきました。ドキドキ、ワクワク。「何を飲もうかな?」

ワゴンのドリンクを見ながら目移りしてしまったこと、誰にでもありますね。ましてや、初めての搭乗のときはなおさらです。

さて、ここで、クイズです!
「2010年のルフトハンザ搭乗客が最も消費した飲み物は、いったい何でしょう?」

答えは、ちょっと意外!なんと、トマトジュースです。

数字で見てみましょう。2010年の1年間で消費されたトマトジュースは1700000リットル、それにに対し、ビールは1600000リットルでした。

この報告をうけ、ドイツの研究者らが、研究室に旅客機エアバスA310-200の客室を設置。気圧と湿度を運行中の飛行機と同じ条件にし、100人にいろいろな飲み物を味見してもらう実験を行いました。

彼らは、実験を始めてすぐに、気圧の低下にともない、人の味覚に変化が起こることに気がつきました。

Andrea Burdack-Freitag先生は、あるサイト(Slate.fr)でこう話しています。

「トマトジュースは、一般的に、地上では土臭く、カビっぽい。しかし、気圧が下がると、味がまろやかになって、とてもジューシーで爽やかな飲み物になる。」と。

つまり、気圧と湿度の低下は、人の嗅覚と味覚に影響を及ぼす。だから、上空で飲むトマトジュースがより美味しく感じられ、飛行機で人気のドリンクであると。

今度、旅に出るときは、必ず、トマトジュースを注文してみよう!是非、皆さんもお試しあれ。

Pourquoi le jus de tomate est la boisson preferee en avion ?
http://www.msn.com/fr-fr/sante/nutrition/pourquoi-le-jus-de-tomate-est-la-boisson-pr%C3%A9f%C3%A9r%C3%A9e-en-avion/ar-BB9gLOu