ニューヨーク・ヤンキースとの契約が今年で切れるイチロー選手の去就が不明なままオフシーズンを迎えようとしている。海外の掲示板などでは「このまま引退してしまうのでは?」との憶測が飛び交っている。

この憶測は、ヤンキースに再契約の意思が薄いといわれている現状にもかかわらず、新たなチーム契約の噂が一切出てこないため持ち上がった。

海外掲示板では、「日本での凄い記録抜きで、メジャーでの戦績を考えても、現代の野球においてもっとも偉大な選手の一人。このまま終わるとしたら本気で怒る。(ジーターに続いて)ヤンキースの引退パレードをこれ以上見たくない気持ちもある」と、悲しむ声が寄せられている。

また、「引退して5年したら一発で殿堂入りする選手だろうけど、彼は引退ツアーを望むような人でないと思う。あと、やっぱり記憶に残るのはマリナーズのレジェンドとしてなんだよな」と、ヤンキースよりもマリナーズ時代の記憶が強いので引退ツアーなどは必要ないのでは? との意見も。

当時の輝かしい記録は多くの人々の脳裏に焼きついているようで、「10年連続200安打はあまりにも驚異的な記録だ。これを達成したのが、タイ・カップ、ピート・ローズ、バリー・ボンズのような選手ではないことも付け加えたい」と功績を称えたり、「3000本ヒットを打つためにシアトルにトレードされたら素晴らしいのにな」「たとえ控えでもいいからシアトルに戻ってきて欲しい」といった“マリナーズへの復帰”を望む声も根強い。

また、イチローは日本でキャリアを終えるのでは? という意見は海外でも根強く、中には「MLBで引退ツアーはせずに、NPBで50歳までプレーするつもりなんだと思う」といったコメントも寄せられている。