◎豊島逸夫さん(写真・右)豊島&アソシエイツ代表。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)を経て、スイス銀行にて外国為替貴金属ディーラーに。チューリッヒとニューヨークで通貨と金の売買に従事。豊富な相場経験をもとに、「金の第一人者」として金相場や金投資について説く。◎村井美樹さん(写真・左)女優・タレント。京都府出身。早稲田大学教育学部卒業。漢字検定一級を保有するなどマルチな才能を持ち、女優として映画、ドラマに出演するほか、鉄道、山、旅、歴史、経済など幅広いジャンルの情報番組、さらに各種CMでも活躍中。

写真拡大

老後や有事の備えとして注目を集める金。今年に入ってからも、ロシアのウクライナ侵攻、イスラム国での緊張、そしてエボラ出血熱と、私たちの予想をはるかに超えた時限で起こる世界の有事。投資においてこれらに対処する方法としての金の魅力や価格動向、投資法について、金の第一人者、豊島逸夫さんに聞いた。

金は1トンもの原石の中から
たった3グラムしか採れない貴金属

豊島 まずは、珍しいものをお見せしましょうか。これが金を含んでいる原石、金鉱石です(写真)。

村井 この原石からどれぐらいの金が取れるんですか?

豊島 1トンの鉱石から3グラムも取れればいいほうですね。

村井 1トンからたった3グラム!

豊島 米国の西部開拓史時代には、幌馬車が何かにぶつかったと思ったら天然の金塊だった、なんていう逸話も残っていますが……。でも現在ではそんな形で金が採れることはなく、供給には限りがあるのです。

村井 本当に希少なんですね。

豊島 また、需要のほうはどうかというと、同じ宝飾品でも日本の女性は18金や小ぶりのもの、あるいは落ち着いたプラチナやシルバーを好む傾向がありますよね。でも、国によっては24金を大量買いするような人たちもいる。このパンフレットを見てください。

村井 赤に金……。わあ! 随分、派手なデザインですね(写真)。

豊島 僕がアドバイザーをしている中国工商銀行の貴金属商品のパンフレットです。この銀行の資産規模は中国一どころか世界一。口座数は約3億口座もあるんです。そして、その大半は金が大好きな人たちなのです(笑)。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)