坂本龍一が総合監修を手掛けている、commmons: schola(コモンズスコラ)=音楽の学校シリーズの第14巻『日本の伝統音楽』が12月17日に発売される。

第14巻となる今回の「commmons: schola」は、坂本龍一とレギュラー出演者・小沼純一の他、日本の伝統音楽研究の大家である小島美子、能楽分野を中心に活躍する松岡心平といった研究者、芝祐靖、野村萬斎、田中悠美子といった各界を代表する演奏家、アジア音楽を中心に幅広く音楽プロデュースを手がける星川京児など、多彩で豪華なゲストが登場。

雅楽、能・狂言、人形浄瑠璃といった日本が世界に誇る芸術音楽から、アイヌ音楽や民謡、NHK Eテレ「schola 坂本龍一 音楽の学校〜日本の伝統音楽編」(2014年2〜3月放送)では扱われなかった神楽など全国各地に根ざした民俗音楽、そして声明を始めとする宗教音楽と、古代から現代まで海外の影響を大きく受けながら独自の変化を遂げてきた日本音楽の魅力を紹介。

小島美子氏の書き下ろしによる民俗音楽概説「日本音楽の温床・民俗音楽」はファン必読。その他、薩摩琵琶や尺八、箏曲、現代邦楽など、日本の伝統音楽を語る上で欠かせない数々のジャンル全17曲をCD容量最大限に収録。選曲は各分野の専門家の意見をもとに膨大な候補を収集し、最終的にすべて坂本龍一が選出。唯一無二の「坂本龍一による《日本の伝統音楽》」の決定盤となっている。