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Keysight Technologiesの日本法人であるキーサイト・テクノロジーは10月23日、DCパワーレール(DC電源レール)のパワーインテグリティ測定に使用する広帯域幅、小ノイズ性能を有するオシロスコープ用シングルエンドプローブ「Keysight N7020A」を発表した。

同製品は、減衰比が1:1のため、オシロスコープに表示されるパワーレールのS/N比を最大化することができる。一般的なオシロスコープパワーインテグリティ測定ソリューションと比較して、プローブ自体のノイズを90%以下まで抑えているため、DCパワーレールのリップル/ノイズをより正確に表示することができる。また、オフセットレンジが±24Vと、従来のパワーインテグリティ測定ソリューションと比較して、最大で15倍を有する。この大きなオフセットレンジにより、DCパワーレールの微細な電圧波形をオシロスコープ画面の中心に置いて拡大表示するなど、解析が容易になっている。

さらに、一般的なオシロスコープパワーインテグリティ測定ソリューションの多くは、DC入力インピーダンスが50Ωしかなく、被測定物から電流を引き込んでしまうなど、被測定物の動作に悪影響を及ぼす可能性がある。これに対し、「N7020A」は、従来の測定ソリューションと比較して約1000倍となる50kΩのDC入力インピーダンスを備えているため、プローブ接続時にパワーレールへのDC負荷を最小限に抑えることができる。

この他、同社のパワーレールプローブの帯域幅は2GHzを備えており、従来のパワーインテグリティ測定ソリューションの周波数帯域の最大4倍を実現している。これにより、従来では測定できなかった500MHz〜2GHzの周波数成分を持つ高速なトランジェントを測定できるため、クロック/データに大きな影響を及ぼすDCパワーレールの挙動や原因を容易に特定できるようになる。

なお、価格は30万7887円(税抜き)から。すでに販売を開始している。

(日野雄太)