【ライブドア・ニュース 14日 東京】 − 現代ノルウェーを代表する建築家、スヴェレ・フェーンの建築展「ノルウェー、建築の詩」が、東京芸術大学大学美術館の陳列館で昨年12月12日から開催されている。同建築展は、1997年にイタリアで開催されたのを皮切りに、ヨーロッパおよびアメリカ大陸の20数都市を巡回し、日本が世界巡回の最終地。

 建築展ではフェーンの代表的な作品18点を、ノルウェー建築博物館制作のパネルと建築模型を使って紹介。大型の白黒パネル写真には、赤い文字で詩のような文章が書き込まれている。一例をあげると、「人は誰もが自身の建築家だ。建築への第一歩は、自然の中の散歩。大地の表面に文字を書くように、路を切り開く」(「スパイラルトッペン・レストラン」1961年コンペプロジェクト)。フェーン自らが、設計をする際にスケッチを描きながら建物のテーマを謳いあげたものだ。

 スヴェレ・フェーンは1924年首都オスロ近郊の鉱山町コングスベルグ生まれ。1958年、ブリュッセル国際博覧会でのノルウェー・パビリオン設計で世界的な評価を獲得。その後も数多くの美術館や博物館の設計を手がけている。代表作にヘードマルク博物館(1979年)、氷河博物館(1991年)などがある。1997年、建築界のノーベル賞とも言われる「プリツカー賞」を受賞。

 今年は、ノルウェー独立100周年であるとともに、日本・ノルウェー修好100周年の年。日本国内でも、”norway in japan 2005”として、スヴェレ・フェーン建築展の他に愛知万博のノルウェー・デー(4月11日)、北欧短編映画際(5月)など、1年を通して様々な行事が予定されている。

 建築展開催は今月20日まで。入場無料。【了】

写真は、展示パネルのひとつ「スウェーデン・ノールヒョーピングのヴィラ」(撮影:比嘉杏里)

ライブドア・ニュース 比嘉杏里記者