次の勝ち組は、やはり『FJS』に名を連ねる潜在視聴率7.8%の夏目三久(30)。いまやフリーアナきっての出世頭と評判になっている。
 TBSの朝番組『あさチャン!』のメーン司会に抜擢されたのを皮切りに、現在抱えるレギュラー番組は『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)、『夏目と右腕』(同)、『真相報道 バンキシャ!』(日テレ)など計4本。これに特番やラジオなどが加わるのだ。
 「ギャラの総額は2億円。日テレ時代の30倍超えを達成した。恋人とのコンドーム写真流出騒動で日テレを退社した当時は、誰もが芸能界では生き残れないと確信していた。だが、田中同様、芸能界で権勢を振るう大手事務所に所属してから運が開けた。次から次へと新規の仕事が入ってきたんです」(芸能プロ幹部)

 現在放映中の『あさチャン!』は他局の同時間帯の情報番組に連敗中だが、
 「こちらもまったく気にする必要はない。『あさチャン!』を終了させたら今よりもっと視聴率が下る可能性が高い。アイドルアナの田中がフリーになった今、後釜も見つからない状況。また、ドラマ『半沢直樹』でお馴染みの堺雅人が夏目と同じ事務所に所属している。TBSからは何もアクションが起こせないのが現状」(TBS関係者)

 夏目にとって唯一の弱点とされるのは男関係。
 「コンドーム事件以降、男にはコリゴリだという話です。これまでも数多の芸人や俳優、スポーツ選手に口説かれているが、一向に落ちる気配がない。一部ではレズ説も囁かれるほど。当分、浮いた話は出てこないでしょう」(事情通)

 続いて『FJ1』。同クラスでトップにランキングされるのは元フジテレビの高橋真麻(33)と平井理央(31)。
 「2人とも古巣のフジテレビを追われるように飛び出した。だが、いまの2人はフジ時代よりもイキイキしている。事実、真麻の潜在視聴率は6.8%、平井は6.4%とまずまず。ギャラも真麻が1本70万円〜、平井は同65万円〜というのが基準だ」(制作スタッフ)

 特筆すべきは、フジの編成幹部を唸らせた真麻の売れっ子ぶり。現在抱えるレギュラー番組は『メレンゲの気持ち』(日テレ)、『有吉弘行のダレトク!?』(フジ系)、『水野真紀の魔法のレストランR』(MBS)など計3本。これにバラエティーやドラマのオファーが引きも切らずに舞い込む。こんな真麻だが、唯一の欠点が夏目と同じ男だという。
 「あまりにモテない人生を送ってきたせいで、イケメンにすぐに騙されるんです。恋愛に免疫がないんですよ。弱点を挙げるとすれば、でき婚やダメ男につかまってヒモにされること。父で俳優の高橋英樹が悪い虫に睨みを利かせているが、70歳ですからね。万が一の事態になれば後ろ盾もいなくなります」(女性誌記者)

 同僚アナのいじめから退社を決意したという平井はライバルの日テレで花を咲かせようと奮闘している。現在、地上波で唯一のレギュラー番組は『ぐるぐるナインティナイン』だ。
 「一時期、12月で降板が噂されたが、継続が決まった。同時に『有吉ゼミ』や『トリックハンター』に来年1月からレギュラーで出演することが内定した。負けん気の強さと誰よりも一番にスタジオ入りする姿勢が評価された」(制作関係者)

 平井のマイナス点を強いて挙げれば事務所力か。
 「平井は姉が社長を務める個人事務所に所属。すでに結婚しているため、男スキャンダルの気配はないが、大手芸能プロに睨まれたら即アウト。今回も『ぐるナイ』レギュラーの座を江角マキコと争った。だが、江角が件の長嶋一茂に対する“バカ息子”落書き事件で自滅したため、江角の更迭が内定したんです。正直、平井は強運を持っている」(日テレ関係者)