ELISA、古谷徹、水島精二監督、虚淵玄が出演!「楽園追放」トークショーオフィシャルレポート
11月15日(土)より劇場上映がスタートする、“監督 水島精二”× “脚本 虚淵玄(ニトロプラス)”による完全オリジナル作品「楽園追放-Expelled from Paradise-」。劇場公開が迫る中、10月に行われた2イベントのトークショーのオフィシャルレポートが到着したので紹介する。
10月12日(日)に徳島市立文化センターで開催されたトークイベントには、水島精二監督、虚淵玄(ニトロプラス)、ELISAさんが、11月18日(土)に練馬文化センターで開催されたトークイベントには古谷徹さん、水島監督がそれぞれ登壇した。
■マチ★アソビ「楽園追放-Expelled from Paradise-」トークイベント
企画立案から5年の歳月が経ったことについて虚淵さんは「このように5年かかった分、3Dの技術がとても良くなった。とくに表情がとても良いし、めずらしくプロデューサーからの要望などもあまりなく、とても自由にやらせてもらった作品です」と5年の年月に想いを馳せた。
今回、監督をつとめた水島さんは「とてもストレートで分かりやすい作品ですが、きちんと虚淵節が全開です。キャラクターでは、アンジェラはめちゃめちゃかわいいし、ディンゴはとってもカッコイイです。いま、3DCGアニメで観て価値のある作品です。自信あります!」と作品の出来に対して満足のコメント。また、主題歌についても「歌がカギになる映画だと虚淵さんから聞いていたので、作品の世界観の歌詞や音楽にこだわった」とこだわりのポイントが語られた。
主題歌を担当したELISAさんは「今回、ELISA connect EFPとしてELISAと作品がどのように寄り添っていけるか、みなさんも楽しみにしてほしい」と主題歌への想いを語った。
虚淵玄と水島精二監督というタッグに関して、これまでのイメージや不吉なラストが待っているのではと話題になっていることに対して、虚淵さんは「今回は安心して観てもらえる作品です。お子さんを連れてきてもらっても気まずくなったりしないです!(笑)『楽園追放』は大丈夫です。今回は本当です」と断言。
水島さんも「僕も優しくない監督ですが、大丈夫です。(笑)今回は虚淵さんらしいメッセージ性の強い作品になっています。ぜひ、劇場で楽しんでください」と強調した。徳島のufotableCINEMAでの上映決定も発表され、劇場上映に期待が高まるトークイベントとなった。
■練馬アニメカーニバル「楽園追放」トークイベント
アロンゾ・パーシーという役柄が「本来であれば、お断りする役だった」とTwitterでツイートしていた件に関して友情出演している古谷さんは「永遠のヒーローでいたいので、カッコイイ役、ヒーロー、美少年にこだわっているのですが、水島精二監督、音響監督の三間さんお二人の指名なら、無条件で引き受けます!」。
と言ったものの、「プレイボーイに憧れるお金持ちのボンボン」というキャラクターに「最初、受けたときは失敗したかな、と思ったけど、最先端の技術と昔のセルアニメの迫力、テイストを残しているのが素晴らしい作品。そしてメカが斬新!まんまるで意表をつかれるけど、アクションシーンではかっこいい!本当に参加できてよかったです」と冒頭4分のみの出演ではあるが、作品への熱意を語った。
水島監督は古谷さんのキャスティングに関して「まさか引き受けてもらえるとは思わなかった!」と驚いたとコメントしつつ、「映画の一番初めに声を聞かせる役で、この作品の世界観、設定を表す大事な役なので、きちっとした人にお願いしたかった。観た人がこんなにも古谷徹の声なのに、意外性のあるキャラクターだから古谷さんだと気付かないのがまた良い」とコメント。他の林原めぐみ、高山みなみ、三石琴乃の豪華声優陣が集まった経緯にも「最初はびっくりだった」と裏話を披露した。
作品の出来に関して水島監督は「日本で最先端のセルルックアニメーションが出来ました!3DCGの技術も向上し、アニメーション作品のひとつのエポックができたのではと思っております。ぜひ、大音響で劇場で、ブルーレイ、DVDであれば、ヘッドホンを推奨します!」と映像だけでなく、音楽、音響部分でのこだわりも語った。古谷は「めずらしく手間、暇かかった作品です。観ないと損です!」と作品の出来上がりに自信をみせ、会場は大いに盛り上がった。
■「楽園追放-Expelled from Paradise-」
2014年11月15日(土)より新宿バルト9ほか劇場上映!
【スタッフ】
原作:ニトロプラス/東映アニメーション
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)
監督:水島精二
演出:京田知己
キャラクターデザイン:齋藤将嗣
プロダクションデザイン:上津康義
メカニックデザイン:石垣純哉
スカルプチャーデザイン:浅井真紀
グラフィックデザイン:草野剛
設定考証・コンセプトデザイン:小倉信也
CG監督:阿尾直樹
モーション監督:柏倉晴樹
造形ディレクター:横川和政
美術監督:野村正信(美峰)
撮影監督:林コージロー
音響監督:三間雅文(テクノサウンド)
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
音楽:NARASAKI
主題歌:ELISA『EONIAN-イオニアン-』
アニメーションプロデューサー:森口博史
チーフアニメーションプロデューサー:吉岡宏起
プロデューサー:野口光一
アニメーション制作:グラフィニカ
企画・製作:東映アニメーション
【キャスト】
アンジェラ・バルザック:釘宮理恵
ディンゴ(ザリク・カジワラ):三木眞一郎
フロンティアセッター:神谷浩史
他
©東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ