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●食べすぎちゃっても大丈夫!? お肉と上手につきあう”コツ”とは?2014年もあっという間に“食欲の秋”を迎え、木枯らしの吹く季節ももう目前だ。この時期になると無性に恋しくなってくるのが鍋料理。特にすき焼きやしゃぶしゃぶ、もつ鍋など、肉が主体の料理を楽しみにしている方も多いことだろう。確かにこうした肉料理は魅力的だが、過度な肉食には注意したい。というのも、高タンパク・高脂質な食事を続けると、腸内環境が劣化するという指摘もあるからだ。

○食の欧米化とライフスタイルの変化がもたらす腸内劣化

もともと日本人は、穀類を主食に魚や野菜を主菜・副菜とする食習慣だったが、開国以降、食文化は大きく変化した。特に戦後になると、生活が豊かになり食の欧米化に拍車がかかる。農林水産省の食料需給表によると、昭和39年度には肉類の国内生産量は98万4000トンだったが、高度経済成長のさなかとなる昭和48年度に205万トンと大台を突破。

平成24年には327万3000トンとなり、昭和39年より約3倍も国内生産量が増えている。国内生産量だけをみても、いかに肉食の機会が増えているのかがわかるだろう。

こうした動物性タンパク質や脂肪分の過度な摂取により引き起こされるといわれているのが「腸内劣化」だ。腸内劣化とは、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が優勢になってしまうこと。

人間の腸内にはおよそ数百種類、百兆個以上もの細菌が棲息しているといわれ、それらは善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類できるが、過度な肉食により悪玉菌が増えてしまうという。また、ストレスや睡眠不足、運動不足、抗生物質の過剰摂取なども腸内劣化の要因とされている。

腸内劣化により肌のツヤが失われたり、体型にメリハリがなくなったりと、加齢が進むといわれている。そればかりではなく、人間を病気から守る免疫細胞の7割が腸に集まっているとされ、腸内劣化により免疫力が低下。風邪をひきやすくなったり、病気の原因になったりすることも考えられる。

●腸内バランスを整えるビフィズス菌○腸内バランスを整えるビフィズス菌

こうした腸内劣化に抗う作用があるといわれているのがビフィズス菌だ。ビフィズス菌は1899年に発見され、乳幼児の腸内に多く、加齢や健康悪化にともない減少していくことがわかっている。このことから、健康の保持増進にきわめて重要な役割を果たしていると考えられている。

実際に森永乳業が行った調査によると、ビフィズス菌の摂取により肉食で起こる腸内細菌叢(そう)の乱れが予防できることが見いだされた。この調査は22〜50歳の健常成人21名に、通常食を7日間摂取した後に、肉や卵に限定した食事“肉食期間”を5日間設けその間の腸内細菌叢をチェックするというもの。

この“肉食期間”中に、ヨーグルトを毎日摂取するグループと摂取しないグループの2グループに分けて試験をしたところ、「ヨーグルト摂取」のグループではビフィズス菌がほとんど減少することがなかったが、「摂取なし」のグループではビフィズス菌が減少し続ける結果となった(グラフ1)。

さらに、「摂取なし」のグループではビロフィラ菌という悪玉菌が顕著に増加したが、「ヨーグルト摂取」のグループではその増加が抑制された(グラフ2)。

ちなみに、調査に使われたヨーグルトは「ビヒダス BB536 プレーンヨーグルト」で、この製品に含まれる「ビフィズス菌 BB536」は、これまでの研究でも善玉菌を増やしたり悪玉菌を抑制するなど、腸内環境改善に優れている効果があることがわかっている。

冒頭でも述べたとおり、これからは鍋の季節。すき焼きやしゃぶしゃぶといった“ごちそう”に巡り会う機会も増えるだろう。満足いくまでお肉を満喫した翌日は、バランスのよい食事を摂るのはもちろんのこと、ヨーグルトを食べてみてはいかがだろうか。

(只見じゅん)