インテルのマッシモ・モラッティ名誉会長は先日、ワルテル・マッツァーリ監督について「この状況がさらに悪くなれば、彼は困ると思う」と語った。これに対し、マッツァーリ監督は22日、こう答えている。

「モラッティ名誉会長が言ったことについて考えている時間はない。だから、答えるエネルギーを無駄にすることもできない。私は(23日の)サンテティエンヌ戦に集中しているんだ。選手たちが私の指導の下で成長し、最大限の力を発揮することだけを望んでいる」

「ブーイング? 試合前の私に対するブーイングというなら、聞こえなかったよ。ピッチに入ったら、ブーイングが選手たちのモチベーションを奪わないかどうかしか気にしない。勝つための助けにならないから、それは望んでいないことだよ。それ以外は聞こえないね」

ヨーロッパリーグ・グループステージ第3節のサンテティエンヌ戦については、こう述べている。

「我々にとって刺激的な一戦だ。相手のことは研究してきた。フランスで素晴らしいリーグ戦を過ごしている。リスペクトしているよ。敬意を払うべきチームであり、国内でうまくやっている。フランスのリーグはもはや、イタリアのリーグにとても近いものだ」

「我々は彼らのことを非常によく研究した。明日の試合では、誰が出場するにしても、ナポリ戦で見せたことに継続性を持たせなければいけない。一部のポジションは完全に緊急事態だから、準備は簡単ではないがね。起用できる選手をベースにローテーションしていく」

期待を下回る序盤戦となっているDFネマニャ・ヴィディッチについては、次のように語った。

「とても素晴らしいリーグ戦を過ごしているよ。いくつかミスはあったが、それは3バックか4バックかによるものではない。ナポリ戦での失点におけるミスは、彼のミスではないよ。チームメートのものだ」

前日会見で同席したそのヴィディッチは、次のように話している。

「練習して、これまでやったことのなかった3バックに慣れるように努めている。さらに改善するために、ハードワークを続けているよ。良い練習をしている。最高のヴィディッチは、インテル全体の改善と一緒に見られるようになるはずだ」