顧客向けのデモツアーに使われたホンダが開発する小型ビジネスジェット機「HondaJet」(写真提供:ホンダ)

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 ホンダの航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は20日、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の量産1号機が完成したことを受け、顧客へのデモンストレーションフライトを開始したと発表した。

 同社によると、これまでに米国のユタ州ソルトレークシティー、アイオワ州デモイン、ノースカロライナ州グリーンズボロ、カナダのカルガリー、エドモントン、トロントで計100人以上の顧客とディーラー関係者を乗せての体験フライトを実施した。

 今後は、米国テキサス州サンアントニオ、フロリダ州フォートローダーデール、メキシコのモンテレーおよびトルーカなどでも開催する予定という。

 同社は、最新の活動状況についても公表した。 カスタマーサービス分野では、本社敷地内に設立されたHondaJetトレーニングセンターの稼働を開始した。今後、HondaJetの飛行条件を精密に再現するフルモーション・レベルD・フライトシミュレーターを2015年第一四半期に導入し、HondaJet用のタイプレーティングやパイロットの定期訓練などを開始する予定という。

 また、HondaJetの購入に際してのファイナンスサービスを行うホンダ アビエーション ファイナンスカンパニー(Honda Aviation Finance Company, LLC)を設立し、エアクラフトファイナンスサービスの受付を開始した。