写真提供:マイナビニュース

写真拡大

東京都は20日、「外国人おもてなし語学ボランティア育成事業」のキックオフイベント「舛添知事と語ろう!in 小金井」を都内小金井市にある、小金井市民交流センターで開催した。

東京都では、1964年の東京五輪の開催から今年で50周年を迎えることを記念するのに加え、2020年の東京五輪に向けた気運の醸成と、来日した外国人が安心して滞在できる環境を整備することを目的として、外国語による語学ボランティアの育成を予定している。今回はそのキックオフとなるイベントで、舛添要一東京都知事と外国人の“おもてなし”についてディスカッションを行うのが主旨となっている。

当日は、約550人の都民が来場し、来日した外国人が困った事例の紹介をはじめ、道案内や飲食店での注文など、外国人が日本で遭遇した体験を再現した寸劇を行い、外国人をもてなす際のコツを伝授。また、舛添知事も参加し、外国人役の男女に対して、英語で道案内をするデモンストレーションを披露した。

ディスカッションでは、フリーアナウンサーの久保純子さんがコーディネーター役を務め、舛添要一知事のほか、稲葉孝彦小金井市長が登壇。舛添知事は「相手の立場に立って、困った人がいたら、ブロークン・イングリッシュでもジェスチャーでもなんでもいいので、助けることが大事だと思う。心のバリアフリー。これが本当の“おもてなし”だと思う」と語学ボランティアへの積極的な参加を呼び掛け、稲葉市長も「語学ボランティア育成にも注力したい。商工会とも連携して、外国語を話せる人を増やしていきたい」と行政組織としてのバックアップを約束した。

そのほか、ディスカッションには、コメンテーターとして、スポーツキャスターの大林素子さん、日本サッカー協会理事・サッカー解説者の北澤豪さん、通訳ボランティア団体「東京SGGクラブ」会長の石関文昭さん、NHK Eテレ「トラッドジャパン」講師の江口裕之さんの4人も参加。「イタリアのクラブチームに所属していた時、買い物に苦労した経験から、通じなくても話してみようと思った」(大林さん)、「自分の立場で何ができるか考えて、チームプレイとしてがんばっていきたい」(北澤さん)など、それぞれの経験に基づいた外国人へのもてなしや、語学ボランティア育成への意気込みが語られた。

(神野恵美)