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米ブラウン大学は、今から3万年ほど前までに生息していた「Sthenurine」というカンガルーの一種は、移動の際に跳ねずに2足歩行で移動していたと発表した。

同成果は同大学のChristine Janis教授を中心として研究グループによるもので、米科学誌「PLOS ONE」に掲載された。

「Sthenurine」は、最大で体重が約250kgにもなるカンガルー。同研究チームが「Sthenurine」を含む、さまざまな種類と時代のカンガルーやワラビーの骨格140体を入念に調査したところ、骨盤の大きさから判断して、現代のカンガルーよりはるかに筋肉量が多かったと推測され、足首とひざの関節は、片足ずつ体重を乗せて移動するのに適した構造をしていた。これらの研究成果から「Sthenurine」はその巨体と体の構造上、飛び跳ねて移動することが難しかったと結論付けられた。

Janis教授は「2足歩行は、跳ねて移動するよりスピードが遅いし、長い距離の移動に適していない。彼らが歩いてしか移動でなかったため、人間のハンターから逃れることができなかったことも、絶滅した理由のひとつと考えられる」とコメントしている。