ノーボギーのラウンドで3位に浮上した片山晋呉(撮影:米山聡明)

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<日本オープンゴルフ選手権競技 2日目◇17日◇千葉カントリークラブ・梅郷コース(7,081ヤード・パー70)>
 開口一番飛び出した言葉は「まぐれでしょ!」。2日目を4バーディ・ノーボギーで終えた片山晋呉が単独3位に躍り出た。3ホール目の12番でセカンドショットをベタピンにつけ初バーディを奪うと、終始安定したゴルフでスコアをまとめた。

 結果はいいが、「頭が日本オープン仕様だから」自分でチャンスを作りにいってないという。だが「狙いにいきたいけど、保険をかける気持ちのほうが大きい」という意識が、今日はハマった。
 コースセッティングに対応し、「今日はウェッジが良いのがわかっていた」と、無理に狙わずパーを拾うゴルフのなかでチャンスを確実にしとめた。「2番でも狙おうかなと思ったけど、レイアップして100ヤード残しでパーセーブできた。そのまま打てばグリーンまでは届くけど、今日は安全に」という作戦で、着実にスコアを積み上げていった。
 今回の日本オープンは片山にとって気持ちを新たに臨めている大会だという。それは水曜日に行われたチャンピオンズディナーでの中嶋常幸の言葉に感銘を受けたことによる。「半分冗談かもしれないけど、中嶋さんの夢は、もう一度日本オープンで優勝することだといっていた。中嶋さんがそこまでの思いを持っているのかと…」。その思いを聞いて、自然と身が引き締まった。「誰か一人でも、そういう思いを背負う人がいてもいいかなと」という気持ちで、初日からプレーしているのだという。
 「正直、首も腰も一杯いっぱい。右手の親指、人差し指も数か月前から痺れがとれない状態」だが、今日のようなスコアが出ると自然と力強い言葉があふれる。「いいプレーが出来れば、体の中から自信のある言葉が出てくる。言葉に出してから、プレーで魅せるのはボクらしくない。結果を出して言葉にするのが僕らしいでしょ」。
 最後に、中嶋の思いに自分の気持ちを重ね合わせて、宣言した。「僕も日本オープンだけはもう一度取りたいですよ。勝利の美酒を知っているので、余計にね」。
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