[AFC U-19選手権]オナイウが初先発か、U-19日本代表が世界大会の切符をかけて北朝鮮と激突

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 AFC U-19選手権ミャンマー2014は17日に準々決勝4試合を行い、グループリーグCグループ1位のU-19日本代表は、Dグループ2位の北朝鮮と対戦する。大会の4位以上にはU-20W杯ニュージーランド2015の出場権が与えられる。日本は3大会連続で準々決勝敗退と世界大会の切符を逃し続けており、悲願の出場権獲得をかけた戦いとなる。

 日本は13日にグループリーグ最終戦で前回王者の韓国を撃破して3位から一気に首位へと浮上して決勝トーナメント進出を決めた。しかし、第2戦で負傷したMF松本昌也(大分)、奥川雅也(京都U-18)は負傷のため戦列を離れた。韓国戦の翌日は、中1日の3連戦だったグループリーグの疲労を癒すために休養をとり、2日間のトレーニングで決戦に向けた調整を行った。

 15日は、相手最終ライン裏へのクロスや、相手のポストプレーに対する守備のアタックに取り組み、16日は紅白戦を中心に調整を進めた。また決勝トーナメントに入るため、両日ともPK戦の練習を行った。16日のPK練習ではGK中村航輔(柏)が7本中4本を止め、自らはキックを成功させるなど力を示した。決戦を翌日に控え、ここまで3得点を挙げているエースの南野拓実(C大阪)は最終調整を終えて「いつも通りに良い準備ができている。早く明日の試合に臨みたい。ケガで離脱した2人の分も、僕たちが(U-20W杯の)出場権を獲得して、優勝して帰れるようにしたい。2人だけでなく、いろんな人の気持ちを背負って、責任感を持ってプレーしたい。個人的には、いつも通りにゴールでチームに貢献したいと思う」と連続ゴールに意欲を見せた。

 また、16日の練習では、FWオナイウ阿道(千葉)が主力組のFWを務め、左DFには第3戦同様に宮原和也(広島)が起用された。初先発の可能性が浮上したオナイウは「もちろん、気持ちは入っているし、すごく大事な試合だということも分かっている。個人で打開できれば(マークが)空く人も出てくるし、自分がシュートを打てなくても、そこでパスを出せれば得点につながる。ボールが入ったときは積極的に仕掛けて起点になれればいい。北朝鮮の守備はすごく激しい印象。負けないような気持ちでしっかり戦いたい」と強固な北朝鮮の守備をこじ開ける気概を示した。

 対戦相手の北朝鮮は、グループリーグの最終戦で前評判の高かったイラクを2-1で下して決勝トーナメントに滑り込んだ。終盤は運動量の落ちたイラクに鋭いカウンターを何度も浴びせてチャンスを作った。FWを含めた全員でコンパクトな守備隊形を作り、CBミン・ヒョソンを中心に対人戦では容赦ないチェックで強さを見せる。カウンターの途中で思い切りの良いミドルシュートを放つこともあるため、日本は気を抜けない。在日本朝鮮人サッカー協会のキム・ジョンソン副会長がチームに帯同し、愛知朝鮮高校から朝鮮大に進学した1年生のキム・ソンスンもメンバー入りしているため、日本の情報にも通じていると思われる。先制点をどちらが取るかで展開は大きく変わりそうだ。

 日本としては先に取られてゴール前を固められる展開は避けたいところだ。日程面では1日多く休めた日本の方が有利。ネピドーは、夕方になっても蒸し暑さが残る。日本は得意のパスワークで相手を翻弄しながら攻撃を仕掛けたい。勝って世界の切符をつかむ――。目標は一つだ。

(取材・文 平野貴也)
★この試合の模様はCSテレ朝チャンネル2で独占生中継!


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