一歩進んだガイドブック

写真拡大

パリでフランス人の夫と3人の子どもたちと暮らす、元フジテレビアナウンサーの中村江里子さんが2014年10月15日に、扶桑社から『中村江里子 パリのデイリー・スタイル セゾン・ド・エリコ Vol.1』を出版した。中村さんのライフスタイルを中心に、パリの住人ならではの旅ガイド、穴場スポットを案内する。

妄想パリ旅行できるリアルガイド

『セゾン・ド・エリコ』は、パリらしいものばかりを集めたほかの"パリ本"と違い、日仏を行き来する彼女の視点から、改めて感じる「和」のよさや、パリで話題を集める日本のカルチャーもピックアップしているのが印象的だ。創刊号では、ミシュラン二ツ星の日本人シェフが現地の肉屋とコラボしてはじめた餃子バーが、行列嫌いのフランス人を並ばせるほど人気、といったリアルな最新情報が紹介されている。これからパリ旅行を計画している人はもちろん、いつかはパリに行きたいと思っている人にとっては、街歩きを具体的にイメージさせる一歩進んだガイドブックになるだろう。

タイトルに、「セゾン(季節)」とある通り、季刊化を目指すようだ。個人の名前を冠した季刊誌といえば、同じ扶桑社から出ている料理研究家・栗原はるみさんの『haru_mi』がある。2006年に創刊し、最新号の2014秋号で33冊目となる長寿マガジンだ。栗原さんと違って、中村さんは「レシピ」という太い柱がない。定期購読する熱烈なファンを増やせるか、次回作が気になる。

創刊号の定価は、1000円(税込)。