大阪の田中信一郎は7月の丸亀オーシャンカップを優出4着で終えたあと、目をみはるような航跡を残してきた。9月15日までに琵琶湖、住之江など6節を走って全て優出。53走して1着31本、2着10本。2連対率77.4%。3着7本で3連対率90.6%。4着4本、5着1本、6着ゼロ。勝率なんと8.77である。

 快進撃の裏側には何があるのか。それは言うまでもない。10月5日現在、田中の獲得賞金額はランク第16位の4189万円。今年からグランプリへの出場枠は18人へと拡大されたが、田中の後方には中島孝平、吉川元浩、今垣光太郎ら獲得賞金3400万円以上の腕達者が17人もひしめいている。決して安閑とした状況ではない。暮れのグランプリ出場に向けて気合いの急旋回を続けているのだ。

 10月14日【火】〜19日【日】の「ボートレースダービー」は、田中を狙いたい。今度の舞台・常滑は過去3年間に23走して1着12本、2着3本。2連対率65.2%、勝率8.48を記録してきた得意水面。昨年6月28日の常滑グラチャン4日目第1R、大外6コースから、もののみごとに平尾崇典らをまくり差し、3連単3万1670円の主役に躍り出たのを思い出す。今回もメンバー的に激戦必至、配当の魅力も十分だろう。

 なお、田中の次走地は23日〜28日のGI「下関60周年」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能10/14発売(10/23号)より