タテ読みという型破りな手法がヒットした「comico」(C)NHN PlayArt Corp.  

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「スマホでマンガは読みにくい! だから(中略)タテ読み、タダ読み」。ももいろクローバーZの5人が出演するCMがこの夏、しきりにテレビで流れた。

 言われてみれば、スマートフォンで電子書籍や電子コミックを読んでみたものの、たかだか5〜6インチの画面に、紙のレイアウトそのままのものを押し込めた窮屈さになじめなかった……という方もおられるのではないだろうか?

 紙の本はもう古い。これからは電子書籍だ――。そう言われ続けて久しいが、電子書籍はいっこうに急上昇せず、番狂わせな低空飛行を続けている。その低迷を打破するヒントが、ここにあるのではないか。無料の縦スクロール型Web漫画「comico(コミコ)」を提供するNHN PlayArtに話を聞いた。

既成作品の蓄積のない新規参入者だからこそ
型破りな縦スクロール方式に挑戦できた

「電車でコミック誌や新聞を読んでいる人を以前ほど見かけなくなりました。代わりに増えたのがスマホを操作している人々です。これは、スマホが“生活密着メディア”として日常生活に定着したことの表れではないでしょうか」そう語るのは、NHN PlayArtの稲積憲社長だ。

 雑誌や新聞を鞄から取りだして読む。満員電車では難しい行為だ。ところが今や、スマホがある。片手さえ空いていればどこででもスマホがメディアの窓口になる。となればコンテンツも、それに最適化されたものであるべきだ。それが、comicoの着眼点だ。

「最も重視したのがスマホ上でのマンガの読みやすさでした。“スマホ最適化”をキーワードとして掲げ、そこでいかに快適にマンガを楽しめるかにこだわりました」(稲積社長)。

 「スマホは『紙よりも小さく、また可動性のある表示媒体』であり、『いつでもどこでも指先一つで手軽に操作できる』という利点がある。これを活かす観点から、手塚治虫さんが確立されたと言われる“紙”のコマ割にこだわらず、縦スクロール型の閲覧スタイルを採用しました」(同)。

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