どうしても食べたい!ダイエット中の「太らない夜食」の選び方】

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夕食はしっかり食べたはずなのに、どうしてもお腹が空いて眠れない日もありますよね。そんな時に無理にガマンすると、真夜中に沢山食べてしまったり、イライラして余計に眠れなくなってしまいますから、思い切って食べてしまうのも一つの解決法。けれど、何を食べてもOKというわけではありません。そこで今回は、ハッピーな気持ちで眠りにつける、太らない夜食の選び方をご紹介します。

■良質の睡眠はダイエットのサポートに!?

睡眠が短いと、その分カロリーを消費しているような気がしますが、睡眠不足になると食欲増進ホルモン「グレリン」の分泌が盛んになり、空腹感が増してしまうそうです。無駄にお腹が空かないようにするためにも、睡眠は大切。眠れないほどお腹が空いているのであれば、食べてOKです。ただし、甘いものやパンなどの糖質の多いものを食べてしまうと、寝ている間に血糖値が上下して安眠できないだけでなく、エネルギーとして糖が消費されにくいですから、余った糖が脂肪細胞に蓄積される割合が多くなり太る原因に…。夜食を食べるのであれば、低糖質が大原則!では次に、太らない夜食の選び方のポイントを4つご紹介します。

■(1)高タンパクなものをチョイス

タンパク質は、DIT(食事誘発性熱生産)の高い食べ物。食べただけで摂取カロリーの約30%がエネルギーとして消費されますから、太りにくい食べ物です。また、タンパク質に含まれるアミノ酸の一種「トリプトファン」は、気持ちをリラックスさせ、安眠を促すホルモン「セロトニン」を作り出します。トリプトファンは、ビタミンB群やマグネシウムと一緒にセロトニンを作りますので、ビタミンB群やマグネシウムが一緒に含まれている、海藻サラダやナッツ類、豆乳が◎。

■(2)「グリシン」の多いものをチョイス

「グリシン」はアミノ酸のひとつで、安眠をサポートするサプリメントとしても販売されています。グリシンには、血管を拡張させる効果があるため、身体深部の体温を逃がして自然な眠気を誘う効果があります。ピーナッツ、チェダーチーズ、シラス、かつお節に多く含まれています。また、牛乳やきな粉にも比較的多くのグリシンが含まれていますから、きな粉牛乳もオススメ。

■(3)カップ1杯を目安に

いくら安眠を促すとはいえ、沢山食べてしまっては胃腸に負担がかかってしまい逆効果。飲み物であれば、カップ1杯、食べ物であればお茶碗に半分を目安に食べましょう。

■(4)ゆっくり味わって食べる

スマホを見ながら、ゲームをしながら…食べるのではなく、音楽を聴くなどリラックスして、よく噛んでゆっくり食べましょう。よく噛めば満腹感も得られ、気持ちも落ち着いて安眠効果も高まります。

■おわりに

良質の睡眠はダイエットのサポートになるだけでなく、睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、副交感神経の働きが活発になり、全身がリラックスして血流がスムーズになります。血流がスムーズになれば。酸素と栄養、そして成長ホルモンが細胞に届けられ、お肌も髪も美しく育まれます。質の良い睡眠のために、どうしても食べたい時は、4つのルールを守って夜食を食べて、ハッピーな気持ちで眠りにつきたいですね!

(岩田 麻奈未/ハウコレ)