2回目の購入でぶち当たる
「今の住まいは売れるのか」

 40歳前後になると、仕事や家族など様々な要因で環境が変わる人が増えてくる。

 大学を卒業して15年。責任のある仕事を任せられたり、数十人の部下を持つ管理職の立場に就いたりする人も現れる頃だ。

 家庭を持っている人も多い。30代前半で第一子が生まれた人は、その子が小学生になり、学校の行事で駆り出されることも多く、慌ただしい毎日を過ごす頃でもある。子どもが二人いる家庭では、下の子の保育園や幼稚園の送り迎えが加わり、文字通り目の回るような忙しさのなかにいるかもしれない。

 子どもが増え、成長していけば、それに応じて住まいに求める条件も変わることが多い。本連載のテーマは、働き方や収入、環境の変化よって、住まいも柔軟に変えていくことが、賢い生活者の姿だと考え、そのためのヒントを探っていくことだ。40歳代はもっとも変化が起きる世代。したがって、「このまま今の住まいに住み続けるのか」を考えるべき世代だと、筆者は考えている。

 一般的に世帯主が30歳代半ばにさしかかる頃、持ち家比率が急に高まる。35〜39歳で46%、40〜44歳で58%、45〜49歳で67%、50歳を超えると70%以上が持ち家に住んでいる。40歳代以上は大半の人が持ち家に住んでいるということだ。

 したがって、家庭や仕事の変化によって住まいを変えようとした場合、多くの40歳代が「今住んでいる持ち家をいかに高く売るか」という課題に直面するということだ。

 40歳代で持ち家を売却し、新たな住まいを購入した人の多くは「買い替えは、大変だった」と振り返る。同時に、「持ち家の売却をするときに、もっとこうしておけばよかった」という後悔の言葉も聞かれる。

 本連載第3回では「40歳代からの住宅購入」を取り上げたが、今回はすでに持ち家に住んでいる40歳代にフォーカスし、「40歳代からの買い替え」を考えてみたい。

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