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世界の優れた機械を紹介する番組『解剖! メガマシン』(毎週火曜22:00〜)の第6回「超大型油圧ショベル」が14日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。

驚異的なスピードで走る列車やレースカー、パワフルな巨大トラックや重機などのメカニズムをCGを交えて解説する同番組。第1回「巨大トラック」、第2回「巨大飛行船」、第3回「巨大運搬船」、第4回「高速列車」、第5回「クレーン・ヘリコプター」に続いて、第6回は2万7,000トンの鉱石を4日以内に採掘することができるコマツPC8000・超大型油圧ショベルが紹介される。

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の銅採掘場。作業は24時間態勢で行われ、約160億ドル相当の銅鉱石の固い岩盤を砕いて採掘する。この採掘場には超大型油圧ショベルが2台導入されている。高さ10メートル、重さ750トン。部品数は4万点にものぼり、アームの長さはバスの全長ほど。乗用車並みに巨大な電動モーターは町1つ分の電力を消費し、一度に最大75トンの鉱石の荷積みが可能となっている。

その構造は、モグラが発想の原点。モグラは進化の過程で手のひらの骨から6本目の指が発達し、かぎ爪を駆使して一晩で体長の300倍の距離を掘り進むことができる。これを巨大化したのがショベルのバケットで、爪の数は同じ6本、戦車の装甲より硬く、巨大ダンプの荷台をバケット3杯でいっぱいにする。110トンもの力で岩肌を削り取るため、バケットは負荷に耐えられるように数百枚の銅板で補強されている。しかし、定期的な部分補修は不可欠で、13人からなる整備班が待機し、その都度補修を行う。バケット表面は1日で20キロも消耗。1シフトに2回ずつ30分間の応急処置が施される。

操縦は危険と隣り合わせ。飛び散った石が窓を貫通すると命を落とす危険もある。そのため、前面にあるのは防弾加工が施された厚さ2センチの積層ガラス。アイデアは戦場から生まれた。第1次世界大戦で登場したガスマスクはガラスのレンズが弱点だったが、そこで2枚のガラスの間にプラスチックを挟んだレンズを考案。100年後の今も3層の強化ガラスで衝撃を緩和する。ヘルメットよりも大きな破片が飛んで来ることもあるが、積層ガラスが食い止め、850キロの銅板と強化パイプが操縦室をガード。25トンの岩をも跳ね返す構造になっている。

同番組では今後、世界最速のドラッグレース専用車(10月21日22:00〜)、巨大空母のロナルド・レーガン(10月28日22:00〜)、世界最大の旅客機・エアバスA380(11月4日22:00〜)、高性能圧雪車・ピステンブーリー600ポーラー(11月11日22:00〜)が取り上げられる。

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