日経平均チャート(日足・1カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

写真拡大

 日経平均は9月26日以降、調整色を強めています。

 確かに、6日の日経平均は前日比182.30円高の1万5890.95円と大幅に続伸しました。また、7日前場も小幅ながら3日続伸し前日比6.36円高の15897.31円でした。しかし、9月30日から2日まで3日続落し、その3日間で終値ベースで648.65円下落しまた。また、9月25日の1万6374.14円からは712.15円の下落でした。2日に前日比420.26円と大幅安を演じたことが響きました。

しばらく調整相場でもしょうがない

 なお、8月8日の1万4753.84円から9月25日の1万6374.14円までの上げ幅は1620.30円です。この半値押しが1万5563.99円、61.8%押しが15372.79円です。

 ちなみに、3日安値は1万5559.07円であり、先述の半値押しの1万5563.99円に達しました。また、日経225ミニ12月限はナイトセッションの3日00時40分に1万5370円を付けて、先述の61.8%押しの1万5372.79円に達しています。つまり、3日にテクニカル上の節目まで下落し値幅的には十分調整したとの認識です。

 しかし、9月26日以降、強烈な下落トレンドが発生し、8月8日から9月25日までの上昇トレンドに断裂が生じたため、しばらくは、調整相場は仕方がないでしょう。

 テクニカル的にも、9月19日の1万6364.08円(1番天井)と25日の1万6374.14円(2番天井)、そして、24日の1万6094.59円(ネックライン)で、ダブルトップを完成させており、8月8日から9月25日までの上昇相場は終了したとみるのが妥当です。

 戻りメドは、25日移動平均線(6日現在1万5909.51円)、9月のSQ値1万5915.98円、1日と2日とで空けた窓(1万5922.51円〜1万6081.01円)埋め、あたりが意識されそうです。チャート的には、窓を完全に埋めて、ネックライン(9月24日の1万6094.59円)に撥ね返される格好で、下落トレンドを描き直すのが美しいですね。

 このシナリオを否定するには、9月25日の1万6374.14円を上抜くしかありません。つまり、年初来高値を更新しない限り、「強気」になれない状況です。

 少なくとも、ネックラインを下回っている限り「弱気」です。ただし、先述のネックラインから1万6374.14円の間で推移するなら、「強気」でもなく、「弱気」でもない「中立」です。この「中立」ゾーンに入ったら、「放れた方につけ!」ということになります。

小型株が大型株に比べて出遅れている理由

 それにしても、モメンタム・ストックに代表される個人投資家好みの小型株は酷いです。例えば、東証マザーズ指数は2日869.40ポイントまで叩き売られました。これは8月8日の833.66ポイント以来の水準です。

 ちなみに、8月8日の日経平均の安値は1万4753.84円、2日の安値は1万5646.40円です。2日の日経平均が8月8日の892.56円上にいるものの、マザーズ指数は8月8日以来の水準に沈んだ。これは、小型材料株がいかに不人気か、また、大型株に対して出遅れているかの証左でしょう。

 主因は引き続き、個人が日本株売りの手を緩めていないことでしょう。

 確かに、9月第4週(9月22日〜9月26日)の投資部門別株式売買動向では、個人は7週ぶりに買い越しました。しかし、買越額はわずか340億円です。9月第3週(16〜19日)まで、個人は6週連続で売り越しました。第3週の売越額は3407億円です。前週は2498億円の売り越しました。ちなみに、この6週間で個人は1兆2059億円も売り越したのです。これでは、個人の関与率の高い銘柄の需給が悪いのも頷けます。

 一方、9月26日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は7週連続で増加しました。金額ベースで、前週比84億円増の3兆6410億円でした。この裁定買いが原動力となり、日経平均は9月25日に16374.14円の年初来高値を付けることができたとみられます。個人が売っても裁定買いが入り、大型株が上昇し日経平均は強い。9月25日まではそんな相場でした。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)