マーベルコミックのメインステージに、女性キャラクターが躍り出てきた。『“無敵の”スクイレル・ガール』の魅力的なキャラクターを紹介する。

「根暗なヒーローよ、さらば! マーベル最強「スクイレル・ガール」の時代がやってきた」の写真・リンク付きの記事はこちら

20年以上前に初登場して以来、マーベルはやっと最強のヒーローにコミック主役の座を渡したようだ。1月にデビューを飾ったのが、『“無敵の”スクイレル・ガール』(原題:The Unbeatable Squirrel Girl)だ。

誰しもが知っている名前ではないが、スクイレル・ガール──本名、ドリーン・グリーン──は片手でドクタードゥームやザノス、M.O.D.O.Kらを倒した強者だ。

マーベル世界の秘蔵っ子にして、機敏で物を掴む尻尾をもち、優れた感覚とリスと会話ができる能力を兼ね備え、ティッピートゥというリスの右腕を従えた、恐るべき存在なのだ。

この新シリーズを手がけるのは、人気ウェブコミック「ダイナソーコミックス」のクリエイターであり、エイズナー賞を授与されたシリーズ『Adventure Time』をBoom! Studiosで制作したライアン・ノーズが筆を執る。また、毎月の表紙絵はコミック界の新鋭、エリカ・ヘンダーソンが手掛けることになった。

スクイレル・ガールは宇宙レベルでの最強っぷりを見せつけ続けていたが、このシリーズでは彼女の日常を描き、大学へ行く様子から追っていく。

「設定はスクイレル・ガールがキャンパスに到着するところから始まります。そして、のちのち明らかになりますが、リスにうんざりしているハンターのクレーベンに出会います」と、ノースは言う。「彼女が送ろうとしている日常を垣間見るができる一つの冒険物語のような感じです」。

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別ヴァージョン。アート・アダムズによる創刊号の表紙。© 2014 Marvel Characters, Inc

スクイレル・ガールが初めて登場したのは1992年の『マーベル スーパー・ヒーロー』の第8巻で、アイアンマンをドクタードゥームから救出している。当初の設定は風刺的なキャラクターで、生みの親となったのは、スパイダーマンの共同クリエイターのスティーブ・ディトコと、ライターのウィル・ムレーという非常に良い組み合わせだった。

アメイジングスパイダーマンの現ライターであるダン・スロットの手によって昨年、知名度を上げ、スクイレル・ガールはグレートレークスアベンジャーズ(ムダな能力をもち、まったく使い物にならないコメディ的ヒーローグループ)に参加し、彼らを偉大と呼ばれるレヴェルまで導き、最近ではルーク・ケージの娘の子守をしている様子が描かれている。

このキャラクターの素晴らしい部分は、その底知れぬポジティヴさにある。スクイレル・ガールは常に軽快で、他の根暗なヒーローたちとは正反対だ。

マーベルは最近、ミスマーベルやシーハルク、ロケットラクーンなど、比較的軽めのコミックで成功している。クリエイティヴチームも完璧だ。キャラクターに合った、さりげない番狂わせで皮肉たっぷりな展開を期待させている。

女性を主役にしたマーベルシリーズの作品はスクイレル・ガールをもって9作目となるが、こうした設定の作品を出版社が自信をもって売り出すことは喜ばしい。

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